肘関節伸展の主役は
看護師国家試験 第113回 午前 第11問 / 必修問題
国試問題にチャレンジ
肘関節を伸展させる筋肉はどれか。
- 1.三角筋
- 2.大胸筋
- 3.上腕三頭筋
- 4.上腕二頭筋
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
肘関節伸展を担う主動作筋の解剖学的知識を問う基礎問題です。
解答・解説
正解は3です
問題文:肘関節を伸展させる筋肉はどれか。
解説:正解は3の「上腕三頭筋」です。上腕三頭筋は長頭・外側頭・内側頭の3頭からなる上腕後面の筋で、長頭は肩甲骨関節下結節、外側頭と内側頭は上腕骨後面に起始し、共通腱となって尺骨の肘頭に停止します。神経支配は橈骨神経(C6-C8)です。主な作用は肘関節の伸展であり、長頭はさらに肩関節の伸展・内転にも関与します。拮抗筋は肘関節を屈曲させる上腕二頭筋・上腕筋・腕橈骨筋で、これらは屈曲作用を担います。腕立て伏せ、プッシュアップ、物を押し出す動作など「押す」動きで重要な役割を果たします。
選択肢考察
- ×1. 三角筋
三角筋は肩関節を覆う筋で、前部線維は屈曲、中部線維は外転、後部線維は伸展に働きます。肘関節の運動には関与しません。
- ×2. 大胸筋
大胸筋は胸部前面の筋で、肩関節の屈曲・内転・内旋に作用します。肘関節の伸展は担いません。
- ○3. 上腕三頭筋
上腕後面に位置し、橈骨神経支配で肘関節の主たる伸展筋として機能します。設問に合致する正解です。
- ×4. 上腕二頭筋
上腕二頭筋は上腕前面の筋で、筋皮神経支配、肘関節の屈曲と前腕の回外が主作用です。伸展とは逆の働きをします。
肘関節周囲筋の整理として、屈曲筋は上腕二頭筋・上腕筋・腕橈骨筋、伸展筋は上腕三頭筋・肘筋です。神経支配は上腕二頭筋・上腕筋が筋皮神経、腕橈骨筋・上腕三頭筋・肘筋が橈骨神経と対応します。麻痺パターンの推定や関節可動域(ROM)訓練、関節運動学の基礎知識として頻出です。関節運動の主動作筋と拮抗筋をペアで覚えると理解が定着します。
肘関節伸展を担う主動作筋の解剖学的知識を問う基礎問題です。
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