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肘関節伸展の主役は

看護師国家試験 第113午前11 / 必修問題

国試問題にチャレンジ

113午前11

肘関節を伸展させる筋肉はどれか。

  1. 1.三角筋
  2. 2.大胸筋
  3. 3.上腕三頭筋
  4. 4.上腕二頭筋

対話形式の解説

博士博士
肘関節を伸ばす筋肉は何じゃと思うかのう。
サクラサクラ
上腕三頭筋ですね。
博士博士
正解じゃ。上腕後面の筋で橈骨神経支配じゃ。
サクラサクラ
三頭というのはどういう意味ですか。
博士博士
長頭・外側頭・内側頭の3つの起始を持つからじゃ。
サクラサクラ
停止はどこですか。
博士博士
尺骨の肘頭に共通腱として停止するんじゃ。
サクラサクラ
屈曲する筋はどれですか。
博士博士
上腕二頭筋、上腕筋、腕橈骨筋じゃ。
サクラサクラ
三角筋や大胸筋は肘には関係ないのですね。
博士博士
そうじゃ、両者とも肩関節の運動を担う筋じゃ。
サクラサクラ
三角筋は部位ごとに働きが違うと聞きました。
博士博士
前部は屈曲、中部は外転、後部は伸展じゃ。
サクラサクラ
神経支配も整理したいです。
博士博士
上腕二頭筋と上腕筋は筋皮神経、三頭筋と腕橈骨筋は橈骨神経じゃ。
サクラサクラ
橈骨神経麻痺では三頭筋の機能も落ちますね。
博士博士
下垂手だけでなく肘伸展筋力低下も起こりうる。
サクラサクラ
主動作筋と拮抗筋をペアで覚えます。
博士博士
その姿勢じゃ、解剖と機能を結び付けるのが国試攻略の鍵じゃ。

POINT

肘関節伸展を担う主動作筋の解剖学的知識を問う基礎問題です。

解答・解説

正解は3です

問題文:肘関節を伸展させる筋肉はどれか。

解説:正解は3の「上腕三頭筋」です。上腕三頭筋は長頭・外側頭・内側頭の3頭からなる上腕後面の筋で、長頭は肩甲骨関節下結節、外側頭と内側頭は上腕骨後面に起始し、共通腱となって尺骨の肘頭に停止します。神経支配は橈骨神経(C6-C8)です。主な作用は肘関節の伸展であり、長頭はさらに肩関節の伸展・内転にも関与します。拮抗筋は肘関節を屈曲させる上腕二頭筋・上腕筋・腕橈骨筋で、これらは屈曲作用を担います。腕立て伏せ、プッシュアップ、物を押し出す動作など「押す」動きで重要な役割を果たします。

選択肢考察

  1. ×1.  三角筋

    三角筋は肩関節を覆う筋で、前部線維は屈曲、中部線維は外転、後部線維は伸展に働きます。肘関節の運動には関与しません。

  2. ×2.  大胸筋

    大胸筋は胸部前面の筋で、肩関節の屈曲・内転・内旋に作用します。肘関節の伸展は担いません。

  3. 3.  上腕三頭筋

    上腕後面に位置し、橈骨神経支配で肘関節の主たる伸展筋として機能します。設問に合致する正解です。

  4. ×4.  上腕二頭筋

    上腕二頭筋は上腕前面の筋で、筋皮神経支配、肘関節の屈曲と前腕の回外が主作用です。伸展とは逆の働きをします。

肘関節周囲筋の整理として、屈曲筋は上腕二頭筋・上腕筋・腕橈骨筋、伸展筋は上腕三頭筋・肘筋です。神経支配は上腕二頭筋・上腕筋が筋皮神経、腕橈骨筋・上腕三頭筋・肘筋が橈骨神経と対応します。麻痺パターンの推定や関節可動域(ROM)訓練、関節運動学の基礎知識として頻出です。関節運動の主動作筋と拮抗筋をペアで覚えると理解が定着します。

肘関節伸展を担う主動作筋の解剖学的知識を問う基礎問題です。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。