高血圧と脳出血の関係
看護師国家試験 第113回 午後 第15問 / 必修問題
国試問題にチャレンジ
高血圧が原因で起こりやすいのはどれか。
- 1.脳出血(cerebral hemorrhage)
- 2.脳塞栓症(cerebral embolism)
- 3.脳動静脈奇形(cerebral arteriovenous malformation)
- 4.急性硬膜下血腫(acute subdural hematoma)
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
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サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
高血圧が最大の危険因子となる脳血管疾患を選ぶ必修問題で、脳卒中の病型ごとの原因を区別する力が問われます。
解答・解説
正解は1です
問題文:高血圧が原因で起こりやすいのはどれか。
解説:正解は 1 です。持続する高血圧は脳の穿通枝などの細い動脈に慢性的な圧負荷をかけ、血管壁の壊死や微小動脈瘤形成をきたして破綻しやすくします。その結果、被殻・視床・小脳・橋などに脳出血が生じやすくなり、実際、日本の脳出血罹患に対する高血圧の寄与はきわめて大きいとされています。
選択肢考察
- ○1. 脳出血(cerebral hemorrhage)
高血圧は脳内小動脈の変性を進行させ、被殻出血や視床出血など典型的な高血圧性脳出血の最大の危険因子です。
- ×2. 脳塞栓症(cerebral embolism)
心房細動などで生じた心内血栓が脳動脈に飛んで閉塞する病態で、高血圧より不整脈や弁膜症が主な原因です。
- ×3. 脳動静脈奇形(cerebral arteriovenous malformation)
胎生期の血管形成異常による先天性疾患で、高血圧とは発症機序が異なります。ただし破裂による出血リスクはあります。
- ×4. 急性硬膜下血腫(acute subdural hematoma)
頭部外傷による架橋静脈などの損傷で生じるもので、高血圧が直接の原因になることはほとんどありません。
高血圧が関連する合併症は脳血管疾患(脳出血・ラクナ梗塞など)のほか、虚血性心疾患、心不全、左室肥大、大動脈解離、腎硬化症、眼底出血など多岐にわたります。脳卒中治療ガイドラインでは高血圧管理が脳出血予防の要とされ、収縮期血圧<130mmHgを目標に降圧治療が推奨されています。
高血圧が最大の危険因子となる脳血管疾患を選ぶ必修問題で、脳卒中の病型ごとの原因を区別する力が問われます。
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