壮年期男性のホルモン変化
看護師国家試験 第113回 午前 第8問 / 必修問題
国試問題にチャレンジ
壮年期の男性で減少するのはどれか。
- 1.エストロゲン
- 2.プロラクチン
- 3.アルドステロン
- 4.テストステロン
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
壮年期男性における性ホルモンの加齢変化を問う問題です。
解答・解説
正解は4です
問題文:壮年期の男性で減少するのはどれか。
解説:正解は4の「テストステロン」です。テストステロンは精巣のライディッヒ細胞から分泌される代表的な男性ホルモン(アンドロゲン)で、思春期の第二次性徴発現、筋肉量・骨密度の維持、造血促進、性機能、認知機能、気分の安定など多彩な生理作用を持ちます。血中濃度は20歳代をピークとして加齢とともに緩やかに低下し、壮年期(概ね40〜64歳)以降に臨床的に意義のある減少がみられます。著明な低下は男性更年期障害(LOH症候群:late-onset hypogonadism)として、抑うつ、意欲低下、疲労感、ほてり、発汗、睡眠障害、性機能低下、筋力低下、骨粗鬆症などの症状を引き起こします。治療にはテストステロン補充療法が用いられることもあります。
選択肢考察
- ×1. エストロゲン
エストロゲンは主に卵巣から分泌される女性ホルモンです。男性では副腎や脂肪組織でのアロマターゼによる芳香化で少量産生されますが、加齢でむしろ相対的に増加傾向となり、壮年期男性で特に減少するホルモンではありません。
- ×2. プロラクチン
プロラクチンは下垂体前葉から分泌され乳汁産生を促すホルモンです。男性でも少量分泌されますが、壮年期に特徴的な減少はみられません。
- ×3. アルドステロン
アルドステロンは副腎皮質球状層から分泌されるミネラルコルチコイドで、ナトリウム再吸収と血圧調整に関与します。加齢で低下傾向はありますが、性別特異的な壮年期の変化ではありません。
- ○4. テストステロン
精巣ライディッヒ細胞由来の男性ホルモンで、20歳代をピークに加齢で漸減し、壮年期に顕著な低下がみられます。LOH症候群の原因となります。
ライフステージとホルモンの対応を整理すると、女性では40歳代後半から閉経にかけてエストロゲン・プロゲステロンが急激に低下し更年期障害を生じます。男性のテストステロン低下は女性ほど急激ではなく、緩やかで個人差が大きいのが特徴です。国試では「女性はエストロゲン、男性はテストステロン」と性ホルモンと加齢変化を対応付けて押さえることが重要です。
壮年期男性における性ホルモンの加齢変化を問う問題です。
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