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カウンセリングの基本的態度は?

看護師国家試験 第103回 午後 第40問 / 基礎看護学 / 看護の基本となる概念

国試問題にチャレンジ

103回 午後 第40問

カウンセリングの基本的態度で適切なのはどれか。

  1. 1.同情
  2. 2.指導
  3. 3.受容
  4. 4.評価

対話形式の解説

博士 博士

今日はカウンセリングの基本的態度についての問題じゃ。カウンセリングといえば、有名な心理学者は誰か知っているかな?

アユム アユム

ロジャーズですか?

博士 博士

その通りじゃ。ロジャーズはカウンセラーに必要な3つの条件を提唱した。何か分かるかな?

アユム アユム

えーと、共感的理解は聞いたことがあります。

博士 博士

他に『自己一致(純粋性)』と『無条件の肯定的配慮(受容)』があるのじゃ。

アユム アユム

では正解は3の受容ですね!

博士 博士

正解じゃ。受容はクライエントをありのままに受け入れる態度で、評価や判断をしないことが基本じゃ。

アユム アユム

1の同情はなぜ違うんですか?

博士 博士

同情は相手をかわいそうに思う感情で、カウンセラー側の主観が入ってしまう。カウンセリングでは『共感的理解』が求められるのじゃ。

アユム アユム

共感と同情はどう違うんですか?

博士 博士

共感は相手の立場に立って感じることで、相手の感情を尊重する。同情は『かわいそう』と上から見る感情になりやすいのじゃ。

アユム アユム

2の指導はダメなんですね。

博士 博士

一方的な指導や助言は適切ではない。クライエント自身が気づき選択できるよう傾聴・受容することが基本じゃ。

アユム アユム

4の評価も不適切ですね。

博士 博士

その通り。無条件の肯定的配慮の観点から、一方的な評価・判断は信頼関係構築を妨げるのじゃ。

アユム アユム

看護でもカウンセリング技法は使えますか?

博士 博士

もちろんじゃ。看護面接でも傾聴・受容・共感を基本とし、患者の語りを大切にすることが信頼関係の構築につながる。

アユム アユム

患者の話を否定せず受け入れることが大切なんですね!

博士 博士

その通りじゃ。受容的な態度は患者の自己理解と回復を支える基盤となる。

POINT

カウンセリングの基本的態度として、ロジャーズはカウンセラーの3条件『自己一致(純粋性)』『無条件の肯定的配慮(受容)』『共感的理解』を提唱しました。受容はクライエントをありのまま受け入れる態度で、評価や判断をしないことが基本です。看護面接でも傾聴・受容・共感を通して患者との信頼関係を築き、自己理解と回復を支えることが重要です。

解答・解説

正解は 3 です

問題文:カウンセリングの基本的態度で適切なのはどれか。

解説:正解は 3 です。カウンセリングの基本的態度として、ロジャーズ(Rogers)はカウンセラーの3条件を提唱しました。すなわち『自己一致(純粋性)』『無条件の肯定的配慮(受容)』『共感的理解』です。受容はクライエントをありのままに受け入れる態度であり、評価や判断をせず、傾聴を通して信頼関係を築く基盤となります。

選択肢考察

  1. × 1.  同情

    同情は相手をかわいそうに思う感情で、カウンセラー側の主観が入ります。カウンセリングでは同情ではなく『共感的理解』が求められます。

  2. × 2.  指導

    カウンセリングでは一方的な指導や助言ではなく、クライエント自身が気づき選択できるよう傾聴・受容することが基本です。

  3. 3.  受容

    受容はロジャーズの提唱する『無条件の肯定的配慮』にあたり、クライエントをありのまま受け入れるカウンセリングの基本的態度です。

  4. × 4.  評価

    カウンセラーがクライエントを一方的に評価・判断することは、信頼関係の構築を妨げます。無条件の肯定的配慮の観点から不適切です。

ロジャーズの3条件は『自己一致(純粋性)』『無条件の肯定的配慮(受容)』『共感的理解』で、これらを通してクライエントが自己理解を深め成長できる関係性を築きます。看護面接でも傾聴・受容・共感を基本とし、患者の語りを大切にすることが信頼関係の構築につながります。

カウンセリングの基本的態度を問う問題です。受容・共感・自己一致というロジャーズの3条件を理解しているかがポイントです。