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ソーシャルサポートの4分類を整理しよう

看護師国家試験 第110回 午前 第31問 / 基礎看護学 / 看護の基本となる概念

国試問題にチャレンジ

110回 午前 第31問

ソーシャルサポートのうち、情緒的サポートはどれか。

  1. 1.傾聴する。
  2. 2.情報提供する。
  3. 3.外出に付き添う。
  4. 4.経済的支援をする。

対話形式の解説

博士 博士

今日はソーシャルサポートの問題じゃ。まず4つの分類、言えるかのう?

サクラ サクラ

情緒的、情報的、道具的、評価的の4つですね。

博士 博士

そうじゃ。選択肢1の『傾聴する』はどれに入ると思う?

サクラ サクラ

話を聴いて気持ちを受け止めるので、情緒的サポートだと思います。

博士 博士

正解じゃ。傾聴は相手の内面に寄り添い安心感を与える代表例じゃな。

サクラ サクラ

選択肢2の情報提供はどうでしょう?

博士 博士

知識や助言を届けるのは情報的サポートに分類されるのう。

サクラ サクラ

外出の付き添いは実際に手を貸していますよね。

博士 博士

うむ、行動を共にする手段的な支援じゃから道具的サポートじゃ。

サクラ サクラ

経済的支援も同じく道具的になりますか?

博士 博士

その通りじゃ。金銭や物品はまさに形のある直接的援助じゃ。

サクラ サクラ

評価的サポートの例も知っておきたいです。

博士 博士

『よく頑張っとるな』と承認や賞賛を返す関わりじゃよ。

サクラ サクラ

同じ『気持ちに働きかける』ようでも、情緒と評価は別物なんですね。

博士 博士

そうじゃ、情緒は受容、評価は肯定的判断がポイントじゃ。

POINT

ソーシャルサポートは情緒的・情報的・道具的・評価的の4種に大別されます。情緒的サポートは傾聴・共感・慰めなど受容的な関わりが中心で、心理的苦痛の緩和に有効です。情報提供は情報的、同行や金銭援助は道具的、賞賛や承認は評価的に分類されます。看護実践ではこれらを組み合わせ、対象者のニーズに応じて提供することが重要です。

解答・解説

正解は 1 です

問題文:ソーシャルサポートのうち、情緒的サポートはどれか。

解説:正解は1です。ソーシャルサポートは一般に「情緒的」「情報的」「道具的」「評価的」の4領域に整理され、このうち相手の気持ちに寄り添い安心感や自己肯定感をもたらす支援が情緒的サポートにあたります。傾聴は相手の語りを受け止め、共感や承認を返す行為であり、心理面に直接働きかけるため情緒的サポートに該当します。

選択肢考察

  1. 1.  傾聴する。

    相手の訴えを遮らず受容的に聴く行為は共感や安心を生む心理的な支えとなるため、情緒的サポートの代表例です。

  2. × 2.  情報提供する。

    問題解決に役立つ知識や助言を伝える行為は情報的サポートに分類され、情緒面よりも認知面への働きかけが中心です。

  3. × 3.  外出に付き添う。

    同行して行動を助ける支援は具体的な労力やサービスの提供であり、道具的(手段的)サポートに分類されます。

  4. × 4.  経済的支援をする。

    金銭や物品を提供する支援は形のある直接的援助であり、道具的サポートに位置づけられます。

評価的サポートは「よく頑張っていますね」など相手の行動や能力を肯定的にフィードバックする支援を指し、情緒的サポートとは似て非なるものです。臨床ではうなずきや沈黙の保持も情緒的サポートとして機能し、退院支援や終末期ケアで特に重視されます。覚え方は『情緒=こころ、情報=あたま、道具=もの・てつだい、評価=ほめる』と整理すると混乱しにくいです。

ソーシャルサポートの4分類を押さえ、心理面に直接働きかける「情緒的サポート」を具体例から識別できるかが問われています。