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地域密着型サービスを見分けよう

看護師国家試験 第108回 午後 第51問 / 健康支援と社会保障制度 / 社会保障制度の基本

国試問題にチャレンジ

108回 午後 第51問

介護保険制度における地域密着型サービスはどれか。

  1. 1.介護老人保健施設
  2. 2.介護老人福祉施設
  3. 3.通所リハビリテーション
  4. 4.認知症対応型共同生活介護<認知症高齢者グループホーム>

対話形式の解説

博士 博士

今日は介護保険制度における地域密着型サービスについて学ぶぞ。

サクラ サクラ

介護保険サービスって種類が多くて混乱します。

博士 博士

大きく3つに分けるとよいぞ。居宅サービス、施設サービス、地域密着型サービスじゃ。

サクラ サクラ

地域密着型サービスはいつできたんですか?

博士 博士

2006年の介護保険法改正で創設された比較的新しい類型じゃ。住み慣れた地域で生活を続けられるようにするのが目的じゃな。

サクラ サクラ

正解はどれですか?

博士 博士

4の認知症対応型共同生活介護、つまり認知症高齢者グループホームじゃ。

サクラ サクラ

グループホームってどんなところですか?

博士 博士

認知症高齢者が5〜9人の少人数で共同生活し、家庭的な環境で生活援助や機能訓練を受ける施設じゃ。地域密着型の代表選手じゃな。

サクラ サクラ

1の介護老人保健施設はどこに分類されますか?

博士 博士

老健は施設サービスじゃ。在宅復帰を目指してリハビリや医療管理を提供する中間施設で、都道府県が指定するんじゃ。

サクラ サクラ

2の介護老人福祉施設は?

博士 博士

これも施設サービスで、特別養護老人ホームのことじゃ。原則要介護3以上が入所対象で、長期の生活介護を提供するんじゃよ。

サクラ サクラ

3の通所リハビリテーションは?

博士 博士

デイケアとも呼ばれ、居宅サービスに含まれるんじゃ。老健や病院でリハビリ中心の日帰りサービスを提供するんじゃな。

サクラ サクラ

地域密着型サービスの特徴は何ですか?

博士 博士

市町村が事業者を指定・監督し、原則その市町村の住民のみが利用できる点じゃ。地域の実情に合わせたサービス提供が可能じゃ。

サクラ サクラ

他にどんな地域密着型サービスがありますか?

博士 博士

定期巡回・随時対応型訪問介護看護、夜間対応型訪問介護、小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護などじゃ。

サクラ サクラ

小規模多機能型って何ですか?

博士 博士

通い・訪問・泊まりを一つの事業所で柔軟に組み合わせられるサービスじゃ。看護小規模多機能はこれに訪問看護が加わるんじゃよ。

サクラ サクラ

定員29人以下の特養も地域密着型なんですね。

博士 博士

その通り。地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護と呼ばれておる。

サクラ サクラ

サービスの3分類がよく整理できました。

POINT

介護保険サービスは居宅・施設・地域密着型の3つに大別されます。地域密着型サービスは市町村指定で、住み慣れた地域での生活継続を支えます。認知症高齢者グループホームはその代表で、5〜9人の少人数で家庭的環境での生活を提供します。他に定期巡回・随時対応型訪問介護看護、小規模多機能型居宅介護なども含まれ、認知症と中重度要介護者の地域生活を支える重要な役割を担います。

解答・解説

正解は 4 です

問題文:介護保険制度における地域密着型サービスはどれか。

解説:正解は 4 です。地域密着型サービスは2006年の介護保険法改正で創設されたサービス類型で、認知症高齢者や中重度の要介護者が住み慣れた地域で生活を継続できるよう、市町村が事業者を指定・監督し、原則としてその市町村の住民のみが利用できます。認知症対応型共同生活介護(グループホーム)はその代表的サービスです。

選択肢考察

  1. × 1.  介護老人保健施設

    介護老人保健施設(老健)は施設サービスに分類され、在宅復帰を目指してリハビリや医療管理を提供する中間施設です。都道府県が指定・監督します。

  2. × 2.  介護老人福祉施設

    介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)は施設サービスで、原則要介護3以上の方が長期入所して生活介護を受ける施設です。都道府県が指定を行います。

  3. × 3.  通所リハビリテーション

    通所リハビリテーション(デイケア)は居宅サービスに含まれ、老健や病院などでリハビリを中心に日帰りサービスを提供します。都道府県指定のサービスです。

  4. 4.  認知症対応型共同生活介護<認知症高齢者グループホーム>

    地域密着型サービスの一つで、認知症高齢者が5〜9人の少人数で共同生活し、家庭的な環境の中で日常生活援助と機能訓練を受けます。市町村が指定・監督する代表的サービスです。

地域密着型サービスには他に、定期巡回・随時対応型訪問介護看護、夜間対応型訪問介護、地域密着型通所介護(小規模デイ)、認知症対応型通所介護、小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護、地域密着型特定施設入居者生活介護、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護(定員29人以下の特養)があります。介護保険サービスは大きく(1)居宅サービス、(2)施設サービス、(3)地域密着型サービスに分類されます。

介護保険制度のサービス分類と地域密着型サービスの特徴を問う問題です。施設サービス・居宅サービスとの区別ができるかが焦点です。