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新生児室、湿度・温度・距離の基準は?

看護師国家試験 第103回 午後 第66問 / 母性看護学 / 早期新生児期の看護

国試問題にチャレンジ

103回 午後 第66問

新生児室の環境で適切なのはどれか。

  1. 1.無菌室
  2. 2.湿度は50~60%
  3. 3.温度は27~28℃
  4. 4.コット間の距離は60cm

対話形式の解説

博士 博士

新生児室の環境基準は国試頻出じゃ、数字でしっかり覚えるんじゃよ。

アユム アユム

まず無菌室にする必要はあるんですか?

博士 博士

ないぞ、清潔区域として管理し手洗いや予防衣で十分。1は誤りじゃ。

アユム アユム

湿度はどれくらいですか?

博士 博士

50〜60%、選択肢2が正解じゃ。気道粘膜の保湿と微生物の繁殖抑制のバランス点じゃな。

アユム アユム

温度の27〜28℃はどうですか?

博士 博士

それは保育器内温度の例じゃ、室温は24〜26℃がスタンダード、3は誤り。

アユム アユム

4のコット間60cmは?

博士 博士

惜しい、60cm以上空けるのが基準で、固定値ではないんじゃ。接触感染を防ぐためじゃよ。

アユム アユム

新生児は体温調節が難しいんですよね?

博士 博士

そう、体表面積が大きく不感蒸泄も多い。低温は低体温、高温は脱水のリスクじゃ。

アユム アユム

早産児だと保育器ですよね。

博士 博士

中性温度域で代謝を最小に抑えるのが目的じゃ。

アユム アユム

覚え方のコツはありますか?

博士 博士

温度24〜26、湿度50〜60、距離60以上、3つの数字をセットで覚えるんじゃよ。

POINT

新生児室は清潔区域で温度24〜26℃、湿度50〜60%、コット間隔60cm以上が基本です。無菌室は不要、温度27〜28℃は保育器内に近い高さで誤りです。新生児の体温調節と感染予防の両立を意識した環境管理が求められます。

解答・解説

正解は 2 です

問題文:新生児室の環境で適切なのはどれか。

解説:正解は 2 です。新生児室は清潔区域として管理されますが無菌室ではありません。室温は24〜26℃、湿度50〜60%が標準とされ、これは新生児の体温保持と気道粘膜の保湿、感染予防のバランスに優れています。コットの間隔は感染予防の観点から60cm以上が望まれます。

選択肢考察

  1. × 1.  無菌室

    新生児室は清潔区域で手洗いや予防衣は必要ですが、無菌室にする必要はありません。

  2. 2.  湿度は50~60%

    適切な湿度設定で、気道粘膜の乾燥防止と微生物の増殖抑制の両立が図れます。

  3. × 3.  温度は27~28℃

    新生児室の至適温度は24〜26℃です。27〜28℃は保育器内温度の例で、室温としては高すぎます。

  4. × 4.  コット間の距離は60cm

    60cmという固定値ではなく、60cm以上空けることが推奨されます。隣接する児への接触感染を防ぐ目的です。

新生児は体表面積が大きく不感蒸泄も多いため、低温・低湿度では低体温と脱水、高温・高湿度では発熱や感染リスクの上昇を招きます。早産児や低出生体重児では保育器を用いて中性温度域(neutral thermal environment)に管理し、児の代謝負荷を最小化します。

新生児室の標準的な環境基準(温度・湿度・コット間隔・清潔度)を理解しているかを問う問題です。