頻回嘔吐は脱水に直結する
看護師国家試験 第103回 午前 第13問 / 必修問題
国試問題にチャレンジ
頻回の嘔吐で起こりやすいのはどれか。
- 1.脱水
- 2.貧血
- 3.発熱
- 4.血尿
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
嘔吐による体液・電解質喪失と脱水の関係を理解しているかを問う基礎的な問題です。
解答・解説
正解は1です
問題文:頻回の嘔吐で起こりやすいのはどれか。
解説:正解は 1 です。嘔吐では胃や十二指腸の内容物とともに大量の水分・電解質(特にナトリウム、カリウム、塩素イオン)と胃酸が体外へ失われます。水分喪失が続くと体液量が減少して脱水状態となり、同時に胃酸喪失による代謝性アルカローシスや低カリウム血症も併発しやすくなります。乳幼児や高齢者では脱水進行が急速で、循環血液量減少性ショックに至る危険もあります。
選択肢考察
- ○1. 脱水
嘔吐により水分と電解質が大量に失われるため、脱水は最も起こりやすい合併症です。
- ×2. 貧血
嘔吐単独では赤血球やヘモグロビンの喪失はなく、むしろ血液濃縮で見かけ上ヘモグロビンは上昇します。
- ×3. 発熱
嘔吐自体に発熱を引き起こす機序はなく、原疾患による発熱はあっても嘔吐の直接結果ではありません。
- ×4. 血尿
嘔吐は腎や尿路への直接の影響はなく、血尿の原因にはなりません。
嘔吐後の水分補給は経口補水液(ORS)が基本で、ナトリウムとブドウ糖をバランスよく含むものが適しています。重度脱水では輸液による補正が必要で、低カリウム血症や代謝性アルカローシスの是正も並行して行います。
嘔吐による体液・電解質喪失と脱水の関係を理解しているかを問う基礎的な問題です。
「腎泌尿器・体液恒常性」の関連問題
乏尿の正体—1日400mLが分ける「老廃物を捨てきれるか」の境界線
成人の「乏尿」の定義(1日尿量400mL以下)を問う基本問題。尿線途絶や尿勢低下といった排尿障害症状や、排尿回数で表される頻尿との違いを明確に区別できるかがポイント。
115回
腎臓の働きを数値で見る!糸球体濾過機能とクレアチニンクリアランスのキホン
腎機能のうち特に糸球体での濾過機能を評価する血液・尿検査項目を選ぶ問題。各検査項目がどの臓器の機能を反映しているか(アミラーゼ=膵、トロポニン=心、γ-GTP=肝胆道、クレアチニン関連=腎)を整理できているかが鍵となる。
115回
尿比重が下がるのはどれ?尿崩症と糖尿病の決定的な違い
尿比重を変化させる疾患の鑑別問題。尿中の溶質(糖・蛋白・電解質)が多いと比重は上がり、水分過剰排泄(ADH作用障害)では比重が下がるという原則を押さえることが鍵。
115回
バソプレシンはどこで働く?集合管とアクアポリン2で読み解く尿濃縮
バソプレシン(抗利尿ホルモン)の主作用部位を問う問題で、集合管においてアクアポリン2を介し水を再吸収して尿を濃縮するというメカニズムを理解しているかが鍵となります。
115回
重炭酸イオンが上がるのはどんなとき?酸塩基平衡を整理する
酸塩基平衡における各病態とHCO3⁻濃度の変化を結びつけられるかを問う問題。慢性呼吸性アシドーシスでの腎代償が鍵。
114回
