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血液付着ガーゼはどう処理する?

看護師国家試験 第103午後37

国試問題にチャレンジ

103午後37

外来で患者の血液が付着したガーゼを処理する取り扱いで正しいのはどれか。

  1. 1.産業廃棄物
  2. 2.一般廃棄物
  3. 3.感染性産業廃棄物
  4. 4.感染性一般廃棄物

対話形式の解説

博士博士
今日は医療廃棄物の分類についての問題じゃ。廃棄物は大きく2つに分けられるが、何だと思う?
サクラサクラ
えーと、燃えるゴミと燃えないゴミですか?
博士博士
それは家庭ゴミの分け方じゃな。法律上は『一般廃棄物』と『産業廃棄物』に分けられるのじゃ。
サクラサクラ
どう違うんですか?
博士博士
産業廃棄物は事業活動に伴う廃棄物で、金属くず・ガラスくず・廃プラスチックなど政令で定められたものじゃ。それ以外は一般廃棄物じゃ。
サクラサクラ
ガーゼはどちらですか?
博士博士
ガーゼは繊維くずなので一般廃棄物じゃ。
サクラサクラ
では正解は2の一般廃棄物ですね!
博士博士
いや、待つのじゃ。血液が付着している点が重要じゃ。感染性病原体を含むおそれがあるため『感染性廃棄物』となる。
サクラサクラ
あっ、感染性が付くんですね!
博士博士
そうじゃ。血液付着ガーゼは『感染性一般廃棄物』となる。だから正解は4じゃ。
サクラサクラ
3の感染性産業廃棄物とは何が違うんですか?
博士博士
感染性産業廃棄物は注射針・アンプル・血液付着の手袋など金属・ガラス・プラスチック類じゃ。素材で区別されるのじゃ。
サクラサクラ
処理方法はどうなりますか?
博士博士
感染性廃棄物は専用容器で保管し、バイオハザードマークを表示する。色分けがあって、液状(血液など)は赤、固形状(ガーゼなど)は橙、鋭利物(注射針など)は黄じゃ。
サクラサクラ
覚え方のコツはありますか?
博士博士
『繊維くず=一般廃棄物、金属・ガラス=産業廃棄物、血液付着=感染性が付く』と整理するとよい。
サクラサクラ
針刺し事故にも注意しないといけませんね。
博士博士
その通り。針はリキャップせず専用の鋭利物容器に廃棄することが鉄則じゃ。

POINT

医療廃棄物の分類を問う問題です。一般廃棄物・産業廃棄物の区別と、感染性の有無による分類を理解しているかがポイントです。

解答・解説

正解は4です

問題文:外来で患者の血液が付着したガーゼを処理する取り扱いで正しいのはどれか。

解説:正解は 4 です。廃棄物は『廃棄物の処理及び清掃に関する法律』により、一般廃棄物と産業廃棄物に大別され、医療機関から排出されるもののうち感染性病原体を含むまたは付着しているおそれのあるものを『感染性廃棄物』といいます。血液が付着したガーゼ・包帯・脱脂綿などは繊維くずに該当するため『感染性一般廃棄物』として処理します。注射針やアンプルなどの金属・ガラスは『感染性産業廃棄物』となります。

選択肢考察

  1. ×1.  産業廃棄物

    産業廃棄物は事業活動に伴い生じる廃棄物(金属くず・ガラスくず・廃プラスチックなど)で、ガーゼ(繊維くず)は該当せず、また血液付着で感染性となるためこの分類は不適切です。

  2. ×2.  一般廃棄物

    ガーゼは繊維くずで一般廃棄物に分類されますが、血液付着により感染性病原体を含むおそれがあるため、感染性一般廃棄物として処理する必要があります。

  3. ×3.  感染性産業廃棄物

    感染性産業廃棄物は注射針・アンプル・血液付着の手袋・チューブ類など金属・ガラス・プラスチック類が該当します。ガーゼは繊維くずなので該当しません。

  4. 4.  感染性一般廃棄物

    血液が付着したガーゼ・包帯・脱脂綿などの繊維くずは感染性一般廃棄物に分類され、専用の容器(バイオハザードマーク付き)で処理します。

感染性廃棄物の保管容器にはバイオハザードマークを表示します。色分けでは、液状・泥状(血液など)は赤、固形状(ガーゼなど)は橙、鋭利なもの(注射針など)は黄が用いられます。針刺し事故防止のため、注射針はリキャップせず専用の鋭利物容器に廃棄することが重要です。

医療廃棄物の分類を問う問題です。一般廃棄物・産業廃棄物の区別と、感染性の有無による分類を理解しているかがポイントです。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。