Ⅳ型アレルギー反応のしくみを理解しよう
看護師国家試験 第103回 午後 第83問
国試問題にチャレンジ
Ⅳ型(遅延型)アレルギー反応について正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1.IgE抗体が関与する。
- 2.肥満細胞が関与する。
- 3.Tリンパ球が関与する。
- 4.ヒスタミンが放出される。
- 5.ツベルクリン反応でみられる。
対話形式の解説
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サクラ
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サクラPOINT
アレルギー反応の分類のうち、Ⅳ型(遅延型)の関与細胞・反応機序・代表例を理解しているかを問う問題です。
解答・解説
正解は3です
問題文:Ⅳ型(遅延型)アレルギー反応について正しいのはどれか。2つ選べ。
解説:正解は 3 と 5 です。Ⅳ型アレルギーは抗体ではなく感作Tリンパ球が主役の細胞性免疫による反応で、抗原と再接触してから24〜72時間後に紅斑や硬結が出現するため遅延型と呼ばれます。代表例がツベルクリン反応で、ほかに接触性皮膚炎・移植拒絶反応・金属アレルギーなどが該当します。
選択肢考察
- ×1. IgE抗体が関与する。
IgE抗体は肥満細胞・好塩基球と結合して即時型のⅠ型アレルギー(アナフィラキシーや花粉症)に関与します。
- ×2. 肥満細胞が関与する。
肥満細胞はIgEと結合してヒスタミン等を放出するⅠ型アレルギーに関与します。Ⅳ型では主役になりません。
- ○3. Tリンパ球が関与する。
Ⅳ型は感作されたTリンパ球がサイトカインを放出してマクロファージを活性化させる細胞性免疫反応です。
- ×4. ヒスタミンが放出される。
ヒスタミンは肥満細胞から放出される化学伝達物質で、Ⅰ型アレルギーの主要メディエーターです。Ⅳ型ではサイトカインが中心です。
- ○5. ツベルクリン反応でみられる。
ツベルクリン反応は結核菌抗原に対するⅣ型反応の代表例で、注射後48時間前後で発赤・硬結が現れます。
アレルギーの分類は『Ⅰ型=即時・IgE・アナフィラキシー』『Ⅱ型=細胞傷害型・IgGやIgM・自己免疫性溶血性貧血』『Ⅲ型=免疫複合体型・SLE、糸球体腎炎』『Ⅳ型=遅延型・T細胞・ツベルクリン、接触性皮膚炎』と整理して覚えましょう。Ⅰ〜Ⅲ型は液性免疫、Ⅳ型のみ細胞性免疫です。
アレルギー反応の分類のうち、Ⅳ型(遅延型)の関与細胞・反応機序・代表例を理解しているかを問う問題です。
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