抗甲状腺薬の副作用を覚えよう
看護師国家試験 第103回 午後 第87問
国試問題にチャレンジ
抗甲状腺ホルモン薬の副作用はどれか。2つ選べ。
- 1.多毛
- 2.眼球突出
- 3.中心性肥満
- 4.肝機能障害
- 5.無顆粒球症
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラPOINT
抗甲状腺薬の代表的かつ重要な副作用(肝機能障害・無顆粒球症)を理解し、ステロイド副作用や疾患症状と区別できるかを問う問題です。
解答・解説
正解は4です
問題文:抗甲状腺ホルモン薬の副作用はどれか。2つ選べ。
解説:正解は 4 と 5 です。抗甲状腺薬(チアマゾール、プロピルチオウラシル)はバセドウ病など甲状腺機能亢進症の治療薬で、代表的副作用に肝機能障害と無顆粒球症があります。特に無顆粒球症は重篤で、発熱や咽頭痛があれば直ちに服薬中止と受診が必要です。
選択肢考察
- ×1. 多毛
多毛はステロイドホルモン薬や男性ホルモン薬の副作用です。抗甲状腺薬では生じません。
- ×2. 眼球突出
眼球突出はバセドウ病自体の症状(メルゼブルクの三徴の一つ)であり、抗甲状腺薬の副作用ではありません。
- ×3. 中心性肥満
中心性肥満(クッシング様体型)はステロイド薬の代表的副作用であり、抗甲状腺薬の副作用ではありません。
- ○4. 肝機能障害
服用開始後2週〜3か月以内に出現することが多く、AST・ALT上昇や黄疸を呈することがあります。定期的な肝機能検査が必要です。
- ○5. 無顆粒球症
頻度は低いが重篤な副作用で、好中球減少により易感染状態となります。発熱・咽頭痛時はすぐに受診し血液検査を行います。
バセドウ病のメルゼブルクの三徴は『甲状腺腫・頻脈・眼球突出』。抗甲状腺薬服用中の指導では『発熱・咽頭痛・全身倦怠感・黄疸が出たらすぐ連絡』と説明します。妊娠初期はチアマゾールでなくプロピルチオウラシルを選択するのが原則です。
抗甲状腺薬の代表的かつ重要な副作用(肝機能障害・無顆粒球症)を理解し、ステロイド副作用や疾患症状と区別できるかを問う問題です。
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