胎児の発達と妊娠週数を整理
看護師国家試験 第103回 午後 第88問
国試問題にチャレンジ
胎児と胎児付属物について正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1.妊娠4週では、Doppler〈ドプラ〉法で胎児心音が聴取できる。
- 2.妊娠12週では、胎盤が完成している。
- 3.妊娠24週では、胎児の呼吸様運動がみられる。
- 4.妊娠26週では、胎児の胎位は固定している。
- 5.妊娠36週では、肺胞内に十分な肺表面活性物質が分泌されている。
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラPOINT
胎児の発達と胎児付属物(胎盤など)の各時期の特徴を理解し、妊娠週数と発達の対応を把握できているかを問う問題です。
解答・解説
正解は3です
問題文:胎児と胎児付属物について正しいのはどれか。2つ選べ。
解説:正解は 3 と 5 です。胎児の呼吸様運動は妊娠24週頃から超音波で観察可能になり、肺サーファクタント(肺表面活性物質)は妊娠34〜36週頃に十分量分泌され、肺機能が成熟します。これらは胎児の肺の成熟過程を理解する重要な指標です。
選択肢考察
- ×1. 妊娠4週では、Doppler〈ドプラ〉法で胎児心音が聴取できる。
ドプラ法で胎児心音が聴取できるのは妊娠10〜12週頃からです。妊娠4週は胎芽期で心拍動も超音波でようやく確認できる時期です。
- ×2. 妊娠12週では、胎盤が完成している。
胎盤の形成は妊娠7週頃から始まり、完成するのは妊娠15〜16週頃です。完成後に妊娠中期の安定期を迎えます。
- ○3. 妊娠24週では、胎児の呼吸様運動がみられる。
胎児は羊水中で胸郭を動かす呼吸様運動を行い、妊娠24週頃から超音波で確認できます。これは肺の発達に重要な動きです。
- ×4. 妊娠26週では、胎児の胎位は固定している。
胎位の固定は妊娠36週前後で起こります。26週時点では羊水量も多く胎児が活発に動き回るため胎位は固定していません。
- ○5. 妊娠36週では、肺胞内に十分な肺表面活性物質が分泌されている。
肺サーファクタントはⅡ型肺胞上皮細胞から分泌され、妊娠34〜36週頃に十分量に達します。これにより肺胞が虚脱せず呼吸が可能になります。
妊娠期の重要な発達時期は『心拍超音波確認=6〜7週/ドプラ心音聴取=10〜12週/胎盤完成=15〜16週/呼吸様運動=24週/肺サーファクタント分泌十分=34〜36週/胎位固定=36週前後』。早産児ではサーファクタント不足で呼吸窮迫症候群(RDS)を起こすため、母体ステロイド投与で肺成熟を促進することがあります。
胎児の発達と胎児付属物(胎盤など)の各時期の特徴を理解し、妊娠週数と発達の対応を把握できているかを問う問題です。
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