月経困難症のアセスメント
看護師国家試験 第103回 午後 第107問(状況設定問題)
国試問題にチャレンジ
状況設定
Aさん(17歳、女子、高校生)は、3か月前から月経初日に腹痛や腰痛が生じて、学校を休むようになったため婦人科を受診した。Aさんの月経周期は26~34日、持続日数は4~6日である。Aさんはコーヒーを毎朝1杯飲んでおり、運動習慣はない。Aさんは身長162cm、体重55kgであり、既往歴に特記すべきことはない。
Aさんの月経のアセスメントで適切なのはどれか。
- 1.月経前症候群(premenstrual syndrome)
- 2.月経困難症(dysmenorrhea)
- 3.希発月経
- 4.過多月経
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
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サクラ
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サクラ
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サクラ
博士POINT
月経関連症状の分類とAさんの症状を正しくアセスメントできるかを問う問題です。
解答・解説
正解は2です
問題文:Aさんの月経のアセスメントで適切なのはどれか。
解説:正解は2です。月経困難症は、月経期間中に発現する病的症状(下腹部痛・腰痛・頭痛・嘔気・倦怠感など)で日常生活に支障をきたす状態を指します。Aさんは月経初日に腹痛・腰痛が生じて学校を休むほどであり、まさに月経困難症に該当します。月経困難症は器質的病変の有無により『機能性(原発性)』と『器質性(続発性)』に分類されます。Aさんは17歳と若年で器質的病変が確認されておらず、機能性月経困難症が考えられます。これはプロスタグランジン過剰分泌による子宮筋収縮が主因で、思春期に好発します。
選択肢考察
- ×1. 月経前症候群(premenstrual syndrome)
月経前症候群は月経開始3〜10日前に出現し月経開始とともに軽快する症状です。Aさんは月経初日に症状が出現するため該当しません。
- ○2. 月経困難症(dysmenorrhea)
月経期間中の腹痛・腰痛などで日常生活に支障をきたす状態で、Aさんの症状と一致します。
- ×3. 希発月経
希発月経は月経周期が39日以上の状態を指します。Aさんは26〜34日で正常範囲のため該当しません。
- ×4. 過多月経
過多月経は経血量が異常に多い状態(おおよそ140ml以上、凝血塊混入など)を指します。Aさんは普通サイズのパッドで対応でき凝血塊もないため該当しません。
月経困難症は機能性(原発性)と器質性(続発性)に分けられます。機能性は思春期〜20代に多くプロスタグランジン過剰分泌が原因、器質性は子宮内膜症・子宮筋腫・子宮腺筋症などが原因で30代以降に多いです。治療は鎮痛薬(NSAIDs)、低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP)、漢方薬などが用いられます。月経前症候群(PMS)との鑑別がポイントです。
月経関連症状の分類とAさんの症状を正しくアセスメントできるかを問う問題です。
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