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低体温に対する体の反応は?

看護師国家試験 第104午前28

国試問題にチャレンジ

104午前28

低体温からの回復に伴う生体の反応はどれか。

  1. 1.廃用
  2. 2.発汗
  3. 3.ふるえ
  4. 4.乳酸の蓄積

対話形式の解説

博士博士
今日は低体温からの回復に伴う反応じゃ。何が正解か分かるかの?
サクラサクラ
ふるえだと思います、寒いとぶるぶるしますよね。
博士博士
その通りじゃ。あれは骨格筋を細かく収縮させて熱を作っておるんじゃ。
サクラサクラ
シバリングというんでしたっけ。
博士博士
そうじゃ。視床下部の体温調節中枢が指令を出して、不随意の筋収縮で熱産生を高めるんじゃ。
サクラサクラ
新生児はふるえが少ないと聞きました。
博士博士
鋭いの。新生児は褐色脂肪組織で非ふるえ熱産生を行うんじゃ。UCP-1というタンパクが鍵じゃ。
サクラサクラ
発汗は体温を下げる反応ですよね?
博士博士
その通り。低体温の時に発汗したら逆効果じゃな。
サクラサクラ
乳酸蓄積はなぜ違うんですか?
博士博士
末梢循環不全による代謝性アシドーシスの所見で、悪化の指標じゃ。回復反応ではないんじゃ。
サクラサクラ
廃用は体温調節とは関係ないですね。
博士博士
じゃな。長期臥床の二次的機能低下じゃ。
サクラサクラ
熱を上げる反応と下げる反応を整理して覚えます。
博士博士
熱産生はシバリング・褐色脂肪・甲状腺ホルモン、放散は発汗・皮膚血管拡張じゃ。
サクラサクラ
ありがとうございます、頭が整理されました。

POINT

体温調節における熱産生・熱放散の生理学的反応を理解しているかを問う問題です。

解答・解説

正解は3です

問題文:低体温からの回復に伴う生体の反応はどれか。

解説:正解は3のふるえです。寒冷曝露や低体温では、視床下部の体温調節中枢が熱産生を高めるよう指令を出し、骨格筋が不随意に収縮して震え(シバリング)が起こります。これによる熱産生で深部体温を上昇させ、低体温からの回復を図ります。

選択肢考察

  1. ×1.  廃用

    廃用は長期臥床や活動低下による身体機能の二次的低下であり、体温調節の生理的反応ではありません。

  2. ×2.  発汗

    発汗は皮膚からの蒸発熱で体温を下げる反応で、高体温時にみられます。低体温からの回復過程ではむしろ抑制されます。

  3. 3.  ふるえ

    シバリングは骨格筋の不随意な律動収縮で、ATP消費に伴い熱を産生し体温を上昇させる代表的な体温調節反応です。

  4. ×4.  乳酸の蓄積

    低体温が高度になり末梢循環不全が進むと代謝性アシドーシスから乳酸が蓄積しますが、これは病態悪化の所見であり「回復に伴う生体反応」ではありません。

熱産生のメカニズムには、シバリング(骨格筋の収縮)、非ふるえ熱産生(褐色脂肪組織でのUCP-1による熱産生、特に新生児で重要)、甲状腺ホルモン・カテコラミンによる代謝亢進などがあります。逆に体温を下げるには発汗、皮膚血管拡張、呼気からの放熱が用いられます。

体温調節における熱産生・熱放散の生理学的反応を理解しているかを問う問題です。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。