嚥下障害の食事開始はゼリーから
看護師国家試験 第105回 午後 第40問
国試問題にチャレンジ
嚥下障害のある患者の食事の開始に適しているのはどれか。
- 1.白湯
- 2.味噌汁
- 3.ゼリー
- 4.煮魚
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
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サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
嚥下障害患者の食事開始時の適切な食形態選択と、誤嚥しやすい食品の特徴を理解しているかが問われています。
解答・解説
正解は3です
問題文:嚥下障害のある患者の食事の開始に適しているのはどれか。
解説:正解は 3 です。嚥下障害患者の食事形態は『嚥下ピラミッド』や『学会分類2021』で段階化されており、最も誤嚥リスクが低く訓練開始に適しているのは、密度が均一で変形しやすく口腔・咽頭をまとまって通過する食品です。ゼリーはこの条件を満たす代表的な食品で、口腔内で形状保持し、咽頭通過時にスライスされた形で移動するため誤嚥しにくく、嚥下訓練の第一段階(嚥下開始食・嚥下訓練食品0j・0t)として用いられます。サラサラした液体は咽頭落下速度が速く誤嚥リスクが高いため、水分にはとろみを付けて粘度を上げるのが基本です。
選択肢考察
- ×1. 白湯
白湯は粘度が低くサラサラ流れるため咽頭通過速度が速く、嚥下反射のタイミングが合わないと誤嚥しやすい形態です。嚥下障害開始時には不適切で、とろみ剤の添加が必要です。
- ×2. 味噌汁
味噌汁は液体部分と具材(固形物)が混在する二相性食品で、嚥下のタイミングが取りにくく誤嚥リスクが高いため、嚥下障害の開始食として不適切です。
- ○3. ゼリー
ゼリーは密度が均一で形状保持性があり、咽頭通過時に変形してまとまって移動するため誤嚥リスクが低く、嚥下訓練開始に最適な食形態です(学会分類コード0j相当)。
- ×4. 煮魚
煮魚は繊維質でパサつきやすく口腔内でまとまりにくいため、嚥下障害患者には不適切です。食事開始段階では到底扱えない硬さ・形態です。
日本摂食嚥下リハビリテーション学会の『嚥下調整食学会分類2021』では、食事を段階0〜4に区分し、コード0j(嚥下訓練食ゼリー)を最も低侵襲として訓練を開始し、段階的に0t(とろみ水)、1j・2・3・4(移行食)へと進めます。誤嚥リスクの食品特性としては『液体』『サラサラ』『パサパサ』『ベタつき』『繊維質』『二相性(液+固)』が挙げられます。水分にはとろみ剤(キサンタンガム系など)を加え、薄い・中間・濃いの3段階で調整します。嚥下評価にはRSST、MWST、フードテスト、VE、VFなどが用いられます。
嚥下障害患者の食事開始時の適切な食形態選択と、誤嚥しやすい食品の特徴を理解しているかが問われています。
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