自己採血で測定できる項目はどれか
看護師国家試験 第105回 午前 第22問 / 必修問題
国試問題にチャレンジ
患者が自己採血で簡単に測定できるのはどれか。
- 1.血糖
- 2.カリウム
- 3.カルシウム
- 4.アルブミン
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
在宅療養で患者自身が実施可能な簡易検査として自己血糖測定が確立していることを理解しているかを問う問題です。
解答・解説
正解は1です
問題文:患者が自己採血で簡単に測定できるのはどれか。
解説:正解は1です。血糖は指先などの毛細血管から微量の血液を採取し、簡易血糖測定器(SMBG;Self-Monitoring of Blood Glucose)で数秒〜十数秒で測定できる項目です。糖尿病患者のインスリン量調整や低血糖の早期発見に不可欠で、在宅でも広く活用されています。他の選択肢は電解質や血清蛋白であり、遠心分離や大型分析装置が必要なため自己測定には不向きです。
選択肢考察
- ○1. 血糖
指先を専用ランセットで穿刺し、測定チップに微量の血液を吸わせるだけで数秒〜十数秒で結果が出る簡易血糖測定器が普及しており、在宅での自己測定が可能です。
- ×2. カリウム
血清カリウムは溶血の影響を強く受け、電極法や炎光光度法など専用機器が必要なため、患者が自己採血で簡易に測定することはできません。
- ×3. カルシウム
血清カルシウムは生化学分析装置で比色法などを用いて測定するため、医療機関での採血と検査室の設備が必要です。
- ×4. アルブミン
アルブミンは血清蛋白成分であり、BCG法などの生化学検査が必要で、自己採血での簡易測定はできません。
自己血糖測定はインスリン療法中の患者で特に重要で、1型糖尿病や頻回注射療法では保険適用があります。最近はCGM(持続血糖モニター)やFGM(間欠スキャン式)も普及し、穿刺なしで24時間の血糖変動を把握できます。測定時は第1血を拭き取り、穿刺部を変える、手を清潔にしてから行うなど手技の指導も看護師の役割です。
在宅療養で患者自身が実施可能な簡易検査として自己血糖測定が確立していることを理解しているかを問う問題です。
「注射・与薬・輸液・輸血」の関連問題
筋肉内注射はどこに打つ?三角筋が選ばれる解剖学的な理由
成人で筋肉内注射を行う際に、神経・血管損傷のリスクが少なく安全に施行できる部位はどこかを問う問題。臀部の第一選択が大殿筋から中殿筋へ変更されている点も含め、解剖学的安全性の観点から部位を選べるかが鍵となる。
115回
採血で「しびれませんか?」と聞く本当の理由 ― 神経損傷を防ぐひと声
静脈血採血の穿刺直後に「しびれの有無」を確認する臨床的意義を問う問題。しびれ=神経刺激のサインであり、神経損傷の早期発見・早期対応につなげるための重要な観察項目であることを押さえる。
115回
滴下数を一発で求める!1,500mLを12時間で落とすときの計算
滴下数計算の基本問題。総投与量・投与時間(分換算)・輸液セットの滴下係数(20滴/mL)を公式に当てはめ、最後に四捨五入処理を正確に行えるかを問うている。
115回
血液製剤を二つに分けて理解する 輸血用と血漿分画
血液製剤の二大分類を理解しているかを問う必修問題。「輸血用=血球・血漿そのもの」「血漿分画=特定タンパクを精製」と覚える。
114回
点滴の極意—80cmの高さと「関節を避ける」という基本
成人の末梢静脈持続点滴の基本手技を問う問題。穿刺部位の選択原則がポイント。
114回
