一次脱水で起こる体の反応
看護師国家試験 第105回 午前 第27問
国試問題にチャレンジ
一次脱水でみられるのはどれか。
- 1.尿量の減少
- 2.血漿浸透圧の低下
- 3.バソプレシンの分泌の抑制
- 4.血漿ナトリウムイオン濃度の低下
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
一次脱水(高張性脱水)の病態生理と代表的所見(尿量減少・ADH分泌亢進・血漿浸透圧上昇)を理解しているかを問う問題です。
解答・解説
正解は1です
問題文:一次脱水でみられるのはどれか。
解説:正解は1です。一次脱水は水分欠乏型(高張性)脱水で、発汗過多や水分摂取不足、尿崩症などで主に水が失われた状態です。細胞外液中のNa濃度と血漿浸透圧が上昇するため、浸透圧受容体が刺激されバソプレシン(ADH)分泌が亢進し、腎集合管で水再吸収が促進されて尿量は減少します。同時に口渇が強まり水分摂取行動を促します。
選択肢考察
- ○1. 尿量の減少
血漿浸透圧上昇によりADH分泌が亢進し、腎集合管での水再吸収が増加するため尿量は減少します。
- ×2. 血漿浸透圧の低下
水が優位に失われNaは相対的に濃縮されるため、血漿浸透圧はむしろ上昇します。低下するのは二次脱水(低張性)です。
- ×3. バソプレシンの分泌の抑制
浸透圧上昇刺激でバソプレシンは分泌「亢進」します。尿量減少はこの結果です。
- ×4. 血漿ナトリウムイオン濃度の低下
一次脱水ではNaが濃縮されるため血漿Na濃度は上昇します。低下するのは二次脱水(Na欠乏型)です。
脱水は主な喪失成分で分類されます。一次脱水(高張性・水欠乏型)は発熱・発汗・不感蒸泄増加・尿崩症・水分摂取不足などで起こり、口渇・尿量減少・高Na血症・高浸透圧が特徴です。二次脱水(低張性・Na欠乏型)は嘔吐・下痢・利尿薬過剰・アジソン病などでNaが多く失われ、循環血漿量減少から血圧低下・倦怠感・低Na血症が目立ちます。両者が混在する混合性脱水もあります。高齢者は口渇中枢の感受性が低下しており一次脱水に陥りやすく、水分補給の声かけが重要です。
一次脱水(高張性脱水)の病態生理と代表的所見(尿量減少・ADH分泌亢進・血漿浸透圧上昇)を理解しているかを問う問題です。
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