心臓のリズムを作る刺激伝導系、腱索は仲間外れ?
看護師国家試験 第106回 午後 第26問
国試問題にチャレンジ
刺激伝導系でないのはどれか。
- 1.腱索
- 2.洞房結節
- 3.房室結節
- 4.Purkinje〈プルキンエ〉線維
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
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サクラ
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サクラ
博士POINT
心臓の解剖・生理における刺激伝導系の構成要素と、弁装置(腱索・乳頭筋)との区別が問われている基礎問題。
解答・解説
正解は1です
問題文:刺激伝導系でないのはどれか。
解説:正解は 1 です。刺激伝導系は心臓の拍動リズムを作り出す特殊心筋のネットワークで、『洞房結節 → 房室結節 → ヒス束 → 右脚・左脚 → プルキンエ線維』の順に興奮が伝わります。腱索は僧帽弁・三尖弁を乳頭筋につなぐ結合組織性のひもで、刺激伝導系ではありません。
選択肢考察
- ○1. 腱索
房室弁(僧帽弁・三尖弁)の弁尖と乳頭筋を結ぶ結合組織のひもで、心室収縮時に弁が心房側へ反転するのを防ぐ。電気的興奮を伝える働きはなく、刺激伝導系ではない。
- ×2. 洞房結節
右心房の上大静脈開口部付近にある刺激伝導系の起点で、心臓の『自然のペースメーカー』として約60〜80回/分の興奮を自発的に発生させる。
- ×3. 房室結節
右心房下部にあり、洞房結節からの興奮を心室に伝える中継点。伝導速度を遅らせ、心房収縮と心室収縮のタイミングをずらす役割を持つ。
- ×4. Purkinje〈プルキンエ〉線維
心室壁内に広く分布し、ヒス束から右脚・左脚を経た興奮を心室筋全体に素早く伝える終末の伝導路。心室の同期的収縮を担う。
心臓の伝導順序は『洞房結節→心房筋→房室結節→ヒス束→右脚/左脚→プルキンエ線維→心室筋』。洞房結節に異常があると『ペースメーカー』の役割を房室結節などが代わりに担う(異所性調律)。心電図のP波は心房興奮、QRSは心室興奮、PQ間隔は房室伝導時間を反映するという対応を理解しておきたい。腱索が断裂すると僧帽弁逸脱・急性逆流となり、急性心不全を来すことがある。
心臓の解剖・生理における刺激伝導系の構成要素と、弁装置(腱索・乳頭筋)との区別が問われている基礎問題。
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