クリニカルパスってなに?医療の標準化を支えるツール
看護師国家試験 第106回 午後 第59問
国試問題にチャレンジ
医療の標準化を目的に活用されているのはどれか。
- 1.コーピング
- 2.クリニカルパス
- 3.エンパワメント
- 4.コンサルテーション
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
医療管理や看護管理領域の重要用語を問う問題。「標準化」というキーワードからクリニカルパスを即答できるかが勝負。コーピング・エンパワメント・コンサルテーションとの違いを整理する。
解答・解説
正解は2です
問題文:医療の標準化を目的に活用されているのはどれか。
解説:正解は 2 です。クリニカルパス(クリティカルパス)は、特定の疾患や手術に対して、入院から退院までの治療・検査・看護・指導などを時系列に整理した標準的な診療計画表です。チーム医療における情報共有ツールであり、医療の標準化・質の向上・在院日数の短縮・患者への情報提供を目的に活用されています。計画から逸脱した事例は「バリアンス」として分析・改善に活用されます。
選択肢考察
- ×1. コーピング
ラザルスが提唱したストレス対処の概念。問題焦点型(問題解決を試みる)と情動焦点型(感情を調整する)に分かれる。医療の標準化のツールではなく、心理学的な対処行動の概念。
- ○2. クリニカルパス
入院から退院までの治療・看護計画を時系列に示した標準診療計画書。多職種間の情報共有と医療の標準化・質向上・在院日数短縮を目的として活用される。
- ×3. エンパワメント
個人や集団が本来持っている力を自ら発揮し、主体的に問題解決へと向かうプロセス・支援。看護や地域保健で重視される概念だが、医療の標準化ツールではない。
- ×4. コンサルテーション
他領域の専門家に相談・助言を求めること。専門看護師(CNS)の役割の一つでもある。医療の標準化とは異なる。
クリニカルパスは1980年代に米国の看護師カレン・ザンダーが開発した。日本では1990年代後半から普及し、DPC制度(診断群分類別包括支払い制度)の普及とともに定着した。計画通りに進まない事例を「バリアンス」と呼び、負のバリアンス(合併症・遅延)と正のバリアンス(早期回復)に分類される。バリアンス分析はパスの改善・医療の質向上に不可欠。患者用パスを併用することでインフォームドコンセントの充実にも寄与する。
医療管理や看護管理領域の重要用語を問う問題。「標準化」というキーワードからクリニカルパスを即答できるかが勝負。コーピング・エンパワメント・コンサルテーションとの違いを整理する。
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