「創」と「傷」の違いとは?開放性損傷を見抜く基本のキ
看護師国家試験 第106回 午後 第81問
国試問題にチャレンジ
開放性損傷はどれか。2つ選べ。
- 1.切創
- 2.打撲傷
- 3.擦過創
- 4.皮下出血
- 5.内臓損傷
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
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サクラ
博士
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サクラ
博士
サクラ
博士
サクラPOINT
創傷分類における「開放性損傷(創)」と「非開放性損傷(傷)」の違いを問う問題。皮膚の連続性が断たれているかどうかで見分けるのが鍵。
解答・解説
正解は1です
問題文:開放性損傷はどれか。2つ選べ。
解説:正解は 1(切創)と 3(擦過創)です。外傷は皮膚の連続性が断たれているか否かで「開放性損傷(=創)」と「非開放性損傷(=傷)」に大別されます。開放性損傷では皮膚が裂けて出血・疼痛・感染リスクが生じ、代表例として切創・擦過創・刺創・咬創・裂創などが該当します。一方、皮膚が破れず皮下組織・筋・腱・神経・骨・関節に損傷が及ぶものは非開放性損傷で、打撲傷・捻挫・脱臼・皮下出血・内臓損傷などが含まれます。
選択肢考察
- ○1. 切創
包丁やガラスなど鋭利な物で皮膚が断裂した開放性損傷。創縁が比較的整で、挫滅を伴わずに出血・疼痛が前面に出る。感染予防のため洗浄と適切な閉鎖が必要。
- ×2. 打撲傷
鈍的外力により皮下組織や筋に挫滅が生じるが、皮膚の連続性は保たれるため非開放性損傷に分類される。いわゆる打ち身で、内出血や腫脹を伴う。
- ○3. 擦過創
摩擦によって表皮から真皮にかけて皮膚が削ぎ取られた開放性損傷。転倒時の膝擦りむきが典型で、汚染度が高く洗浄が治療の基本になる。
- ×4. 皮下出血
外力で皮下血管が破綻し皮下に血液が貯留した状態。皮膚は破れておらず体外への出血もないため非開放性損傷。紫斑や血腫として視認される。
- ×5. 内臓損傷
交通外傷などの鈍的外力で腹腔内臓器(肝・脾・腎など)が損傷する状態。皮膚表面に傷がなくても大出血を来しうる非開放性損傷である。
日本語の「創」と「傷」は医学的に使い分けがあり、「創=開放性(破れている)」「傷=非開放性(破れていない)」と覚えると整理しやすい。開放性損傷では破傷風を含む感染対策が不可欠で、汚染創では受傷から6時間以内(golden period)の洗浄・デブリドマンが推奨される。非開放性損傷は外見では軽症に見えても、内臓損傷のように致命的となる場合があり、バイタルサインや腹部所見を注意深く観察することが重要である。
創傷分類における「開放性損傷(創)」と「非開放性損傷(傷)」の違いを問う問題。皮膚の連続性が断たれているかどうかで見分けるのが鍵。
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