縦隔ってどこ?胸の中央にある重要臓器の集合地帯
看護師国家試験 第106回 午前 第28問
国試問題にチャレンジ
縦隔に含まれるのはどれか。
- 1.肺
- 2.胸腺
- 3.副腎
- 4.甲状腺
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
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サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
縦隔の解剖学的範囲と含まれる臓器を問う問題。「左右の肺に挟まれた中央領域=心臓・大血管・気管・食道・胸腺」を押さえる。
解答・解説
正解は2です
問題文:縦隔に含まれるのはどれか。
解説:正解は 2 の「胸腺」です。縦隔(mediastinum)は左右の肺に挟まれた胸腔の中央部で、前方は胸骨、後方は胸椎、側方は両肺(縦隔胸膜)、上方は胸郭上口、下方は横隔膜に囲まれた領域です。縦隔には心臓、大血管(大動脈・上下大静脈・肺動静脈)、気管・主気管支、食道、胸腺、胸管、迷走神経・横隔神経、リンパ節などが含まれます。胸腺はとくに前縦隔(心臓の前方、胸骨の後ろ)に位置し、T細胞の成熟の場として免疫機能に重要な器官です。
選択肢考察
- ×1. 肺
肺は縦隔の左右に存在するが、縦隔そのものには含まれない。縦隔は両肺の「間」の領域である。
- ○2. 胸腺
前縦隔に位置する免疫器官。骨髄由来のリンパ球がここでT細胞へと成熟する。思春期に最大となり以後退縮する。
- ×3. 副腎
左右の腎臓の上に位置する後腹膜臓器であり、腹腔(後腹膜腔)の器官。胸腔内の縦隔には含まれない。
- ×4. 甲状腺
頸部の前面、甲状軟骨のすぐ下に位置する内分泌腺。頸部の器官であり、縦隔ではない。
縦隔は上縦隔(胸骨角より上)と下縦隔に大別され、下縦隔はさらに前縦隔・中縦隔・後縦隔に分けられる。前縦隔=胸腺、中縦隔=心臓・大血管起始部・気管分岐、後縦隔=食道・下行大動脈・胸管・奇静脈、という区分が代表的。縦隔に発生する腫瘍では、前縦隔に胸腺腫・胚細胞腫瘍・悪性リンパ腫・甲状腺腫(下方進展)が多く、中縦隔には気管支嚢胞やリンパ腫、後縦隔には神経原性腫瘍が多い。重症筋無力症では胸腺腫の合併が多く、胸腺摘除術が治療選択となる。
縦隔の解剖学的範囲と含まれる臓器を問う問題。「左右の肺に挟まれた中央領域=心臓・大血管・気管・食道・胸腺」を押さえる。
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