シェーグレン症候群と乾燥症状
看護師国家試験 第107回 午後 第28問
国試問題にチャレンジ
Sjögren< シェーグレン >症候群( Sjögren syndrome )について正しいのはどれか。
- 1.網膜炎( retinitis )を合併する。
- 2.男女比は1対1である。
- 3.主症状は乾燥症状である。
- 4.抗核抗体の陽性率は30%程度である。
対話形式の解説
博士
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博士
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博士
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博士
サクラ
博士POINT
シェーグレン症候群は外分泌腺の自己免疫炎症で、ドライアイ・ドライマウスが主症状。女性に多く抗SS-A/B抗体が特徴的です。
解答・解説
正解は3です
問題文:Sjögren< シェーグレン >症候群( Sjögren syndrome )について正しいのはどれか。
解説:正解は 3 です。シェーグレン症候群は涙腺や唾液腺などの外分泌腺にリンパ球が浸潤して慢性炎症を起こし、涙と唾液の分泌が低下する自己免疫疾患です。そのため主症状は目の乾燥(ドライアイ)と口腔乾燥(ドライマウス)であり、指定難病にも位置づけられています。
選択肢考察
- ×1. 網膜炎( retinitis )を合併する。
合併するのは涙液減少による乾燥性角結膜炎であり、網膜の炎症は特徴ではありません。網膜炎を起こしやすいのはサイトメガロウイルス感染やベーチェット病などです。
- ×2. 男女比は1対1である。
男女比はおおよそ1:10〜1:14と圧倒的に女性に多く、好発年齢は40〜60歳代です。膠原病全般に共通する女性優位の特徴があります。
- ○3. 主症状は乾燥症状である。
ドライアイによる異物感・眼精疲労と、ドライマウスによる嚥下困難・う歯の増加・舌痛が主症状です。皮膚や膣の乾燥、関節痛や間質性肺炎を伴うこともあります。
- ×4. 抗核抗体の陽性率は30%程度である。
抗核抗体の陽性率は約80〜90%と高く、特に抗SS-A(Ro)抗体・抗SS-B(La)抗体が疾患特異性の高い自己抗体として診断に用いられます。
診断ではSchirmer(シルマー)試験(涙液量)、ローズベンガル染色、唾液腺造影やガムテストなどで分泌低下を評価します。関節リウマチやSLEなど他の膠原病に合併することも多く、続発性シェーグレンと呼ばれます。看護では人工涙液・含嗽・口腔ケア、十分な水分摂取と加湿環境の整備が重要で、齲歯や口腔カンジダ予防にも配慮します。
シェーグレン症候群は外分泌腺の自己免疫炎症で、ドライアイ・ドライマウスが主症状。女性に多く抗SS-A/B抗体が特徴的です。
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