急性期患者の特徴をイメージで掴もう
看護師国家試験 第107回 午後 第83問
国試問題にチャレンジ
急性期の患者の特徴で適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1.症状の変化が乏しい。
- 2.エネルギー消費量が少ない。
- 3.身体の恒常性が崩れやすい。
- 4.生命の危機状態になりやすい。
- 5.セルフマネジメントが必要となる。
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
急性期はホメオスタシスが破綻しやすく生命の危機に陥りやすい時期で、全身管理と迅速な判断が求められます。
解答・解説
正解は3です
問題文:急性期の患者の特徴で適切なのはどれか。2つ選べ。
解説:正解は 3 と 4 です。急性期は病態が急速に進行し、ホメオスタシスが容易に破綻するため、生命の危機に陥りやすい時期です。バイタルサインや意識レベルが短時間で変化し、集中的な全身管理が求められます。症状の変化は乏しくなく、エネルギー消費は亢進し、セルフマネジメントは病状が安定した慢性期以降に段階的に導入されます。
選択肢考察
- ×1. 症状の変化が乏しい。
急性期は症状が急激に変化する時期であり、バイタルサインや意識レベルを頻回に観察することが必要です。変化が乏しいのは慢性期の特徴です。
- ×2. エネルギー消費量が少ない。
侵襲や炎症反応により代謝が亢進し、安静時エネルギー消費量は増大します。異化が進むため栄養管理が重要となります。
- ○3. 身体の恒常性が崩れやすい。
侵襲や強いストレスにより循環・呼吸・代謝・免疫などのバランスが破綻しやすく、ホメオスタシスの維持が困難になります。
- ○4. 生命の危機状態になりやすい。
短時間で急速に病態が悪化しうるため、致死的な状態に陥るリスクが高く、厳密なモニタリングと迅速な対応が必要です。
- ×5. セルフマネジメントが必要となる。
急性期は医療者主導で全身管理を行う時期であり、患者主体のセルフマネジメントは回復期以降に導入していきます。
急性期ではムーアの分類に示される侵襲反応(第1相:傷害期)が起こり、カテコラミンやコルチゾールの分泌増加、体温上昇、血糖上昇、タンパク異化が生じます。看護ではABCDEアプローチによる優先度判断と、合併症予防を両立することが重要です。
急性期はホメオスタシスが破綻しやすく生命の危機に陥りやすい時期で、全身管理と迅速な判断が求められます。
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