エリクソンの心理社会的発達理論
看護師国家試験 第107回 午前 第47問
国試問題にチャレンジ
老年期の心理社会的葛藤を「統合」対「絶望」と表現した人物はどれか。
- 1.ペック、R.C.( Peck,R.C. )
- 2.バトラー、R.N.( Butler,R.N. )
- 3.エリクソン、E.H.( Erikson,E.H. )
- 4.ハヴィガースト、R.J.( Havighurst,R.J. )
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
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博士
サクラ
博士
サクラ
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サクラ
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サクラ
博士POINT
エリクソンの心理社会的発達理論、特に老年期の発達課題「統合対絶望」を提唱した人物を問う基本問題です。
解答・解説
正解は3です
問題文:老年期の心理社会的葛藤を「統合」対「絶望」と表現した人物はどれか。
解説:正解は3のエリクソン(Erikson,E.H.)です。エリクソンはライフサイクルを8段階に分け、それぞれの段階に固有の心理社会的危機(発達課題)が存在するとしました。老年期(第8段階、65歳以降)では「統合(integrity)」対「絶望(despair)」が課題となり、これまでの人生を肯定的に振り返り受容できれば統合感と「知恵(wisdom)」という徳(人格的活力)を獲得できる一方、後悔や未完の思いが強ければ絶望に陥るとしました。8段階とは乳児期「基本的信頼対不信」、幼児期初期「自律性対恥・疑惑」、幼児期「積極性対罪悪感」、学童期「勤勉性対劣等感」、青年期「同一性確立対同一性拡散」、成人前期「親密性対孤立」、成人期「生殖性対停滞」、老年期「統合対絶望」です。
選択肢考察
- ×1. ペック、R.C.( Peck,R.C. )
ペックはエリクソンの老年期理論を発展させ、老年期の課題を①自我の分化対仕事役割への没頭、②身体の超越対身体への没頭、③自我の超越対自我への没頭の3つに細分化しました。
- ×2. バトラー、R.N.( Butler,R.N. )
バトラーは高齢者の人生回想法(ライフレビュー)を提唱した精神科医です。人生の回顧が老年期の心理的統合に寄与するとし、エイジズム(高齢者差別)の概念も提唱しました。
- ○3. エリクソン、E.H.( Erikson,E.H. )
エリクソンは心理社会的発達理論を提唱し、ライフサイクルの8段階それぞれに発達課題を設定しました。老年期の課題が「統合対絶望」で、獲得される徳は「知恵」です。
- ×4. ハヴィガースト、R.J.( Havighurst,R.J. )
ハヴィガーストは発達課題論を提唱し、人生を6段階に分け各段階で達成すべき具体的課題を示しました。老年期では引退への適応、配偶者の死への適応、同年代との親和などを発達課題としています。
エリクソンの8段階発達課題の語呂:「信じて自律、積極勤勉、アイデンティティ親密に、世代継いで統合へ」。老年期に関連する人物は①エリクソン:統合対絶望、②ペック:3つの適応課題、③バトラー:ライフレビュー、④ハヴィガースト:発達課題論、⑤カミング&ヘンリー:離脱理論、⑥ハヴィガースト:活動理論、とセットで覚えると国試対策に有効です。
エリクソンの心理社会的発達理論、特に老年期の発達課題「統合対絶望」を提唱した人物を問う基本問題です。
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