防衛機制を整理する
看護師国家試験 第107回 午前 第80問
国試問題にチャレンジ
難病患者が自分の病気について学ぶことで不安を解消しようとする防衛機制はどれか。
- 1.否認
- 2.昇華
- 3.知性化
- 4.合理化
- 5.反動形成
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
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サクラ
博士
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博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラPOINT
防衛機制の種類と具体例を結びつける問題。「知的理解で不安を処理=知性化」という対応を確実に覚えましょう。
解答・解説
正解は3です
問題文:難病患者が自分の病気について学ぶことで不安を解消しようとする防衛機制はどれか。
解説:正解は3です。防衛機制はフロイトが提唱した概念で、不安・葛藤・受け入れがたい感情から自我を守るために無意識的に働く心理メカニズムです。「知性化」は、情緒的で耐えがたい体験を、抽象的・理論的思考によって扱うことで、感情的動揺を軽減し心理的距離を保つ防衛機制です。難病と診断された患者が自分の病気について詳しく学び、病態や治療を知識として理解することで、漠然とした不安を整理し対処可能なものに変換しようとする営みは、まさに知性化の典型例です。知識による客観視は現実的な対処行動につながることも多く、必ずしも病的ではなく適応的に働くこともあります。ただし、感情と向き合うことを回避する手段として過度に使われると、悲嘆の過程が進まないこともあり注意が必要です。
選択肢考察
- ×1. 否認
受け入れがたい現実そのものを認めない防衛機制。「診断は間違っている」「自分はその病気ではない」など事実の拒絶が特徴です。
- ×2. 昇華
社会的に受け入れられない衝動(攻撃性や性的欲求など)を芸術・スポーツ・学問など社会的価値のある活動に転換する防衛機制です。
- ○3. 知性化
情緒的な問題を知的・理論的に捉えることで感情的動揺を避ける防衛機制。病気を学ぶことで不安を抑える行動がこれに該当します。
- ×4. 合理化
受け入れがたい事態にもっともらしい理由をつけて正当化する防衛機制。イソップ寓話の「酸っぱい葡萄」が典型例です。
- ×5. 反動形成
抑圧された欲求や感情と正反対の態度を過度に示す防衛機制。嫌いな相手に過剰に丁寧に接するなどが該当します。
代表的な防衛機制には他に、抑圧(意識化しない)、投影(自分の感情を他者に帰属)、退行(幼児的行動)、同一視(他者との一体化)、置換え(対象を別物に向ける)、隔離(感情と思考の切り離し)などがあります。ヴェイラントは防衛機制を未熟〜成熟の階層に分類し、知性化・昇華などは比較的成熟した防衛とされます。
防衛機制の種類と具体例を結びつける問題。「知的理解で不安を処理=知性化」という対応を確実に覚えましょう。
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