チアノーゼの正体を押さえよう
看護師国家試験 第108回 午前 第12問 / 必修問題
国試問題にチャレンジ
チアノーゼで増加しているのはどれか。
- 1.血中酸素分圧
- 2.還元ヘモグロビン
- 3.酸化ヘモグロビン
- 4.血中二酸化炭素分圧
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
チアノーゼの出現機序が還元ヘモグロビン濃度5g/dL以上であることを問う必修問題です。
解答・解説
正解は2です
問題文:チアノーゼで増加しているのはどれか。
解説:正解は 2 です。チアノーゼは皮膚や粘膜が青紫色に見える所見で、毛細血管内の還元ヘモグロビン(脱酸素化ヘモグロビン)が約5g/dL以上に増加すると出現します。総ヘモグロビン濃度そのものではなく、酸素と結合していないヘモグロビンの絶対量が鍵であるため、貧血が強い患者では低酸素状態でも現れにくく、多血症では軽度の低酸素でも目立ちやすい点が重要です。
選択肢考察
- ×1. 血中酸素分圧
チアノーゼを呈する状況ではPaO2はむしろ低下しており、酸素化の指標としては減少方向です。
- ○2. 還元ヘモグロビン
酸素と結合していない還元ヘモグロビンが毛細血管内で約5g/dL以上となることでチアノーゼが視認されます。
- ×3. 酸化ヘモグロビン
酸素と結合した酸化ヘモグロビンはチアノーゼでは相対的に減少しているため誤りです。
- ×4. 血中二酸化炭素分圧
PaCO2は換気量の指標で、チアノーゼの直接の機序ではなく、上昇しない症例でもチアノーゼは出現します。
チアノーゼは「中枢性」と「末梢性」に分けられます。中枢性は動脈血の酸素化不良(先天性心疾患の右左シャント、重度呼吸不全など)が原因で、口唇・舌・体幹にも現れます。末梢性は末梢循環不全や寒冷暴露で静脈血の酸素抽出が過剰となり生じ、指尖や耳介などに限局します。高度貧血(Hb5g/dL以下)では還元Hbが5g/dLに達しにくく、低酸素でもチアノーゼが目立たないため、SpO2と併せた評価が不可欠です。
チアノーゼの出現機序が還元ヘモグロビン濃度5g/dL以上であることを問う必修問題です。
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