ブローカ野は運動性言語中枢
看護師国家試験 第108回 午後 第11問 / 必修問題
国試問題にチャレンジ
運動性言語中枢はどれか。
- 1.中心後回
- 2.大脳基底核
- 3.Broca<ブローカ>野
- 4.Wernicke<ウェルニッケ>野
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
ブローカ野が運動性言語中枢であることと、他の脳領域との機能区別を問う神経解剖の基本問題。
解答・解説
正解は3です
問題文:運動性言語中枢はどれか。
解説:正解は 3 です。Broca(ブローカ)野は前頭葉の下前頭回(通常は左半球優位)に位置する運動性言語中枢で、話す・書くなど言語のアウトプットを司ります。この領域が障害されると、聞いて理解はできるものの、発話が流暢でなくなる「運動性失語(ブローカ失語)」が生じます。発話の努力性、短く途切れる文(電文体)が特徴です。
選択肢考察
- ×1. 中心後回
頭頂葉の一次体性感覚野で、触覚・温痛覚・深部感覚などを受容する領域です。言語中枢ではありません。
- ×2. 大脳基底核
尾状核・被殻・淡蒼球などで構成され、運動調節・認知・情動などに関与します。言語の中枢ではありません。
- ○3. Broca<ブローカ>野
前頭葉下前頭回に位置する運動性言語中枢で、言語の産生(話す・書く)を司ります。障害で運動性失語を生じます。
- ×4. Wernicke<ウェルニッケ>野
側頭葉上側頭回に位置する感覚性言語中枢で、言語の理解を司ります。障害で感覚性失語(ウェルニッケ失語)を生じます。
言語野は通常左半球(優位半球)にあり、ブローカ野とウェルニッケ野は弓状束という神経線維で結ばれています。弓状束の障害では伝導失語(復唱障害)が生じます。覚え方は「ブローカ=前=運動=しゃべる、ウェルニッケ=側=感覚=きく」です。大脳皮質の機能局在は神経系疾患の理解の基礎となります。
ブローカ野が運動性言語中枢であることと、他の脳領域との機能区別を問う神経解剖の基本問題。
「脳神経・感覚器」の関連問題
ホメオスタシスの司令塔・視床下部 ―小さな領域が体温・食欲・睡眠を支配する仕組み
脳の各部位が担う中枢機能を区別できるかを問う基礎問題。延髄(呼吸・循環)、小脳(協調運動)、下垂体(内分泌器官)と対比させ、視床下部が体温・摂食・睡眠・自律神経・内分泌を統合するホメオスタシスの司令塔であることを押さえる。
115回
脊髄神経31対の謎!頸椎は7個なのに頸神経が8対ある理由
脊髄神経の区分と各部位の対数、特に頸神経が8対である理由(頸椎は7個だがC1が環椎の上から出る)を正しく理解しているかを問う基礎解剖の問題。
115回
Wernicke野 vs Broca野 ― 「聞いて理解する脳」と「話す脳」を一発で見分けるコツ
言語中枢の機能局在を問う問題。「感覚性=聞いて理解する=Wernicke野(側頭葉)」「運動性=話す=Broca野(前頭葉)」の対比をしっかり区別できるかがカギ。
115回
対光反射のしくみを攻略!動眼神経が縮瞳を生み出す経路を完全マスター
対光反射の経路は「求心路=視神経(Ⅱ)」「遠心路=動眼神経(Ⅲ)」というセットで覚えるのが鉄則。脳神経の機能と反射経路を結びつけて問う典型問題。
115回
蝸牛のどこで低い音を聴く?コルチ器とトノトピーの仕組み
蝸牛のどの部位がどの周波数の音を感知するかを問う基本的な解剖生理の問題。「基底部=高音、頂部=低音」という対応関係を確実に押さえることがポイント。
115回
