脊髄神経31対の謎!頸椎は7個なのに頸神経が8対ある理由
看護師国家試験 第115回 午後 第12問 / 必修問題
国試問題にチャレンジ
脊髄神経で頸神経の対の数はどれか。
- 1.1対
- 2.5対
- 3.8対
- 4.12対
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
脊髄神経の区分と各部位の対数、特に頸神経が8対である理由(頸椎は7個だがC1が環椎の上から出る)を正しく理解しているかを問う基礎解剖の問題。
解答・解説
正解は3です
問題文:脊髄神経で頸神経の対の数はどれか。
解説:正解は 3 です。脊髄神経は脊髄から左右一対ずつ出る末梢神経で、合計31対あります。区分は頸神経8対・胸神経12対・腰神経5対・仙骨神経5対・尾骨神経1対で、頸神経はC1からC8までの8対で構成されます。頸椎は7個しかないにもかかわらず頸神経が8対あるのは、第1頸神経(C1)が第1頸椎(環椎)の上から出るためで、結果として頸椎の数より神経の対数が1つ多くなります。なお胸神経以下はそれぞれの椎体の下から出ます。
選択肢考察
- ×1. 1対
1対は尾骨神経の数に相当します。頸神経の数としては明らかに少なすぎます。
- ×2. 5対
5対は腰神経および仙骨神経それぞれの数に相当します。頸神経の数ではありません。
- ○3. 8対
頸神経はC1〜C8の8対で構成されます。頸椎は7個ですが、C1が環椎の上方から出る関係で頸神経は椎体数より1つ多い8対となります。
- ×4. 12対
12対は胸神経の数、もしくは脳神経の総数に相当します。頸神経の数ではありません。
脊髄神経の覚え方は「頸(けい)8・胸(きょう)12・腰(よう)5・仙(せん)5・尾(び)1」で合計31対。語呂で「8・12・5・5・1」とリズムよく暗記するのが定番です。一方、脳神経は12対(嗅・視・動眼・滑車・三叉・外転・顔面・内耳・舌咽・迷走・副・舌下)で、脊髄神経とは別系統である点に注意。臨床的には頸神経のC3〜C5から横隔神経が出て横隔膜の運動を司り、C5〜T1から腕神経叢が形成され上肢を支配します。高位の頸髄損傷(C4以上)では呼吸機能(横隔神経麻痺)に影響が及ぶため、損傷レベルと支配領域の対応はバイタルサインの観察上きわめて重要です。
脊髄神経の区分と各部位の対数、特に頸神経が8対である理由(頸椎は7個だがC1が環椎の上から出る)を正しく理解しているかを問う基礎解剖の問題。
「脳神経・感覚器」の関連問題
ホメオスタシスの司令塔・視床下部 ―小さな領域が体温・食欲・睡眠を支配する仕組み
脳の各部位が担う中枢機能を区別できるかを問う基礎問題。延髄(呼吸・循環)、小脳(協調運動)、下垂体(内分泌器官)と対比させ、視床下部が体温・摂食・睡眠・自律神経・内分泌を統合するホメオスタシスの司令塔であることを押さえる。
115回
Wernicke野 vs Broca野 ― 「聞いて理解する脳」と「話す脳」を一発で見分けるコツ
言語中枢の機能局在を問う問題。「感覚性=聞いて理解する=Wernicke野(側頭葉)」「運動性=話す=Broca野(前頭葉)」の対比をしっかり区別できるかがカギ。
115回
対光反射のしくみを攻略!動眼神経が縮瞳を生み出す経路を完全マスター
対光反射の経路は「求心路=視神経(Ⅱ)」「遠心路=動眼神経(Ⅲ)」というセットで覚えるのが鉄則。脳神経の機能と反射経路を結びつけて問う典型問題。
115回
蝸牛のどこで低い音を聴く?コルチ器とトノトピーの仕組み
蝸牛のどの部位がどの周波数の音を感知するかを問う基本的な解剖生理の問題。「基底部=高音、頂部=低音」という対応関係を確実に押さえることがポイント。
115回
酸っぱさの正体は水素イオン!基本5味と受容のしくみを完全整理
5基本味と、それぞれを引き起こす化学物質(イオン・分子)の対応を問う問題。酸味=水素イオン(H+)、塩味=ナトリウムイオン(Na+)という基本対応をしっかり押さえておく。
115回
