狭心症発作の救急薬はニトロ舌下
看護師国家試験 第108回 午後 第15問 / 必修問題
国試問題にチャレンジ
狭心症発作時に舌下投与するのはどれか。
- 1.ヘパリン
- 2.ジゴキシン
- 3.アドレナリン
- 4.ニトログリセリン
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
狭心症発作時の第一選択薬と舌下投与の根拠を問う必修問題です。
解答・解説
正解は4です
問題文:狭心症発作時に舌下投与するのはどれか。
解説:正解は 4 です。ニトログリセリンは代表的な硝酸薬で、血管平滑筋内でNO(一酸化窒素)を遊離させて冠動脈を拡張し、前負荷・後負荷を軽減することで心筋虚血を改善します。経口投与では肝初回通過効果でほとんど分解されてしまうため、発作時には舌下錠または舌下スプレー(バッカル錠)として使用し、口腔粘膜から直接吸収させます。数十秒〜1、2分で効果が発現するのが特徴です。
選択肢考察
- ×1. ヘパリン
ヘパリンは抗凝固薬で、アンチトロンビンIIIを活性化して血栓形成を抑制します。静脈内・皮下投与で用い、舌下では吸収されません。
- ×2. ジゴキシン
ジゴキシンはジギタリス製剤で、心不全や頻脈性心房細動に使われる経口または静注薬です。舌下投与は行いません。
- ×3. アドレナリン
アドレナリンは心停止やアナフィラキシーで筋注・静注する薬剤で、血管収縮と強心作用を持ちます。狭心症発作には使いません。
- ○4. ニトログリセリン
冠動脈拡張と静脈拡張で酸素需給バランスを改善します。舌下投与で肝初回通過を回避し、発作を速やかに頓挫させます。
ニトログリセリン舌下錠は服用後に血圧低下や起立性低血圧を起こしやすいため、座位または臥位で使用します。効果不十分なら5分ごとに合計3回まで追加可能で、それでも改善しなければ急性冠症候群を疑い救急要請します。勃起不全治療薬(シルデナフィルなど)との併用は重篤な血圧低下をきたすため禁忌です。また、舌下錠は光・湿気に弱く、遮光密閉容器で保管し使用期限にも注意します。
狭心症発作時の第一選択薬と舌下投与の根拠を問う必修問題です。
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