認知症高齢者との対話の基本
看護師国家試験 第108回 午後 第50問
国試問題にチャレンジ
認知症高齢者との対話で適切なのはどれか。
- 1.表情を見せながら話す。
- 2.高齢者の横から話しかける。
- 3.会話の内容を記憶しているか確認する。
- 4.言葉が出てこない時は思い出すまで待ち続ける。
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラPOINT
認知症高齢者との非言語コミュニケーションの重要性を問う問題です。自尊心保護と信頼関係構築の視点で対話を組み立てられるかが焦点です。
解答・解説
正解は1です
問題文:認知症高齢者との対話で適切なのはどれか。
解説:正解は 1 です。認知症高齢者は言語理解力や記憶力が低下するため、言葉だけでなく表情・視線・ジェスチャー・トーンなどの非言語的コミュニケーションが重要になります。正面から目線を合わせ、穏やかな表情を見せながら話すことで安心感を与え、信頼関係の構築と不安軽減につながります。
選択肢考察
- ○1. 表情を見せながら話す。
表情は最も強力な非言語メッセージで、笑顔や穏やかな表情は認知症高齢者に安心感と信頼感を与えます。言語理解が低下しても感情は伝わるため、ケアの基本姿勢として推奨されます。
- ×2. 高齢者の横から話しかける。
横からや後ろからの声かけは視野外からの刺激となり、驚きや不安、混乱を招きます。加齢性難聴や視野狭窄もあるため、正面から視線を合わせ、存在を示してから話しかけるのが基本です。
- ×3. 会話の内容を記憶しているか確認する。
記憶を試すような確認は本人の自尊心を傷つけ、「できない自分」を意識させて不安や抑うつ、BPSDを誘発する恐れがあります。記憶の有無を問うより、今の感情や体験を共有する姿勢が大切です。
- ×4. 言葉が出てこない時は思い出すまで待ち続ける。
過度な沈黙の継続は本人に焦りや自尊心の傷つきをもたらします。適度に待ちつつも、文脈から内容を察して選択肢を示したり、簡単な言葉で確認するなど柔軟な援助が必要です。
認知症ケアの代表的技法にユマニチュードがあります。これは「見る」「話す」「触れる」「立つ」を4つの柱とし、正面から目線を合わせ、ポジティブに語りかけ、優しく触れるケアで、BPSD軽減効果が報告されています。他にバリデーション療法、パーソンセンタードケア、回想法なども実践されています。短く具体的な言葉、ゆっくりした口調、一度に一つずつの指示が基本原則です。
認知症高齢者との非言語コミュニケーションの重要性を問う問題です。自尊心保護と信頼関係構築の視点で対話を組み立てられるかが焦点です。
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