新生児聴覚スクリーニングの基本を押さえよう
看護師国家試験 第108回 午後 第59問
国試問題にチャレンジ
新生児聴覚スクリーニング検査で正しいのはどれか。
- 1.空腹時に行う。
- 2.泣いていない時に行う。
- 3.タンデムマス法で行う。
- 4.生後24時間以内に行う。
対話形式の解説
博士
サクラ
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サクラPOINT
新生児聴覚スクリーニングの実施条件と他の新生児検査との区別を問う問題。タンデムマス法との混同に注意です。
解答・解説
正解は2です
問題文:新生児聴覚スクリーニング検査で正しいのはどれか。
解説:正解は 2 です。新生児聴覚スクリーニングは先天性難聴を早期発見するために行う検査で、OAE(耳音響放射)と自動ABR(自動聴性脳幹反応)が用いられます。検査は新生児が静かに睡眠している、または泣いていない状態で行うのが適切で、体動や啼泣によるノイズが混入すると正確な結果が得られません。
選択肢考察
- ×1. 空腹時に行う。
空腹時は啼泣や体動が増えてノイズが入るため不適切です。授乳後1時間程度の満腹で安眠している時間帯が望ましいとされます。
- ○2. 泣いていない時に行う。
啼泣や体動があると検査が正確に行えません。静かに睡眠している、または覚醒していても泣いていない安静時に行います。
- ×3. タンデムマス法で行う。
タンデムマス法は先天性代謝異常症(アミノ酸・有機酸・脂肪酸代謝異常)のスクリーニングに用いる質量分析法で、聴覚検査ではありません。
- ×4. 生後24時間以内に行う。
生後24時間以内は中耳腔に羊水などの液体が残り偽陽性になりやすいため、通常は生後2~3日以降、入院中の生後1週以内に実施します。
難聴は1000人に1~2人とされ、早期発見・早期療育により言語発達への影響を最小化できます。初回検査で要再検となった場合は退院までに再検査、それでも要再検なら生後3か月までに精密検査を受け、6か月までに療育開始が理想とされています(1-3-6ルール)。
新生児聴覚スクリーニングの実施条件と他の新生児検査との区別を問う問題。タンデムマス法との混同に注意です。
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