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バイオハザードマークと廃棄物分別

看護師国家試験 第108午前20 / 必修問題

国試問題にチャレンジ

108午前20

黄色のバイオハザードマークが表示された感染性廃棄物の廃棄容器に入れるのはどれか。

  1. 1.病理廃棄物
  2. 2.使用済み手袋
  3. 3.使用済み注射針
  4. 4.血液が付着したガーゼ

対話形式の解説

博士博士
今日は医療廃棄物の分別ルールを確認するぞ。針刺し事故予防にも直結する必修事項じゃ。
サクラサクラ
バイオハザードマークに色の違いがあるんですね。
博士博士
うむ、黄色・赤色・橙色の3色で分類される。黄色は鋭利物、赤色は液状・泥状、橙色は固形物と覚えるのじゃ。
サクラサクラ
具体的にどんな物が黄色に入りますか。
博士博士
使用済み注射針、メスの刃、アンプル、シース、ガイドワイヤーなど刺さったり切れたりするものすべてじゃ。
サクラサクラ
だから正解は3の使用済み注射針ですね。
博士博士
そのとおり。しかも黄色容器は耐貫通性を備えた硬質プラスチック製で、針刺し事故を防ぐ構造になっておる。
サクラサクラ
1の病理廃棄物はどこですか。
博士博士
手術で出た組織や血液・体液などは液状・泥状なので赤色容器じゃ。
サクラサクラ
2の使用済み手袋はどうですか。
博士博士
血液等が付着していれば橙色容器、付着がなければ非感染性廃棄物として通常ゴミに準じた処理となる。
サクラサクラ
4の血液付着ガーゼは橙色ですね。
博士博士
そのとおり。ガーゼ、ドレッシング材、オムツなど血液体液が付いた固形物はすべて橙色じゃ。
サクラサクラ
針刺し事故を起こしたらどうすればよいですか。
博士博士
まず流水で洗い流し、所属長に速やかに報告。受傷直後から医療機関受診し、HBV、HCV、HIVなどの感染リスクを評価して、必要に応じて抗HBs人免疫グロブリンや抗HIV薬の予防内服を開始するのじゃ。
サクラサクラ
リキャップは絶対ダメですよね。
博士博士
うむ、リキャップは針刺し事故の大きな原因じゃ。使用後すぐに黄色容器へ廃棄する、これが鉄則じゃ。
サクラサクラ
容器の交換時期はありますか。
博士博士
容量の8割程度になったら密閉して交換する。満杯まで入れると廃棄時に針が飛び出し事故につながるぞ。
サクラサクラ
収集運搬業者への引き渡しも決まりがあるんですよね。
博士博士
そうじゃ。マニフェスト(産業廃棄物管理票)で追跡管理し、許可を得た専門業者が滅菌・焼却処分するのが原則じゃ。

POINT

感染性廃棄物のバイオハザードマーク色分類と、黄色容器に廃棄する鋭利物の具体例を問う問題です。

解答・解説

正解は3です

問題文:黄色のバイオハザードマークが表示された感染性廃棄物の廃棄容器に入れるのはどれか。

解説:正解は 3 です。感染性廃棄物はバイオハザードマークの色で分類され、黄色は「鋭利なもの」、赤色は「液状・泥状のもの」、橙色は「固形状のもの」と規定されています。使用済み注射針、メスの刃、アンプル、シース、ガイドワイヤーなどの鋭利物は黄色容器に廃棄し、針刺し事故防止のため耐貫通性の専用容器を用います。

選択肢考察

  1. ×1.  病理廃棄物

    手術で発生した組織や血液・体液などの液状・泥状物は赤色のバイオハザード容器に廃棄します。

  2. ×2.  使用済み手袋

    血液等が付着した手袋は固形物として橙色容器に廃棄します。付着がなければ非感染性廃棄物扱いです。

  3. 3.  使用済み注射針

    注射針は鋭利物であり、耐貫通性のある黄色バイオハザード容器に針刺し防止のため廃棄します。

  4. ×4.  血液が付着したガーゼ

    血液付着ガーゼは固形の感染性廃棄物であり、橙色容器に廃棄します。

感染性廃棄物の処理は環境省「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」と「感染性廃棄物処理マニュアル」に基づきます。黄色=鋭利物、赤色=液状・泥状、橙色=固形物(血液付着ガーゼ・オムツ・手袋など)、マークなしの黄色バイオ容器には鋭利物を優先。針刺し事故は肝炎ウイルスやHIV感染のリスクがあるため、リキャップ禁止、使用後すぐに容器へ廃棄、容器は8割程度で交換が原則です。事故時は直ちに流水洗浄・所属報告・HBs抗体や血液検査を行います。

感染性廃棄物のバイオハザードマーク色分類と、黄色容器に廃棄する鋭利物の具体例を問う問題です。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。