貧血の診断はこれでキマリ!ヘモグロビンの役割
看護師国家試験 第109回 午前 第13問 / 必修問題
国試問題にチャレンジ
貧血( anemia )を診断する際の指標となる血液検査項目はどれか。
- 1.アルブミン〈 Alb 〉
- 2.ヘモグロビン〈 Hb 〉
- 3.フィブリノゲン
- 4.プロトロンビン時間〈 PT 〉
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
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博士
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サクラ
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サクラ
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サクラ
博士
サクラPOINT
貧血の診断指標として最も基本的な血液検査項目を問う必修問題。Hbの意味と基準値を確実に押さえたい。
解答・解説
正解は2です
問題文:貧血( anemia )を診断する際の指標となる血液検査項目はどれか。
解説:正解は 2 です。貧血とは、末梢血中の赤血球数またはヘモグロビン濃度が基準値を下回る状態を指します。WHOの基準では、成人男性ではヘモグロビン13 g/dL未満、成人女性では12 g/dL未満、妊婦・高齢者では11 g/dL未満が貧血と定義されます。ヘモグロビンは赤血球に含まれる鉄含有タンパク質で、酸素を全身に運搬する役割を担っており、この濃度を測定することで貧血の有無と重症度が評価できます。臨床では赤血球数(RBC)、ヘマトクリット値(Ht)、MCV・MCH・MCHCなどの赤血球指数も併せて評価し、貧血の原因分類(小球性・正球性・大球性)に用います。
選択肢考察
- ×1. アルブミン〈 Alb 〉
肝臓で合成される血漿タンパクで、栄養状態や肝機能、膠質浸透圧維持の指標となる。低値では浮腫や腹水を生じやすいが、貧血の診断には直接用いない。
- ○2. ヘモグロビン〈 Hb 〉
赤血球内で酸素運搬を担うタンパクで、その血中濃度が貧血の診断と重症度評価に直接用いられる最重要指標である。
- ×3. フィブリノゲン
血液凝固因子の1つで、出血傾向や血栓傾向、DIC、炎症の評価に用いる。貧血とは直接関係しない。
- ×4. プロトロンビン時間〈 PT 〉
外因系凝固経路の評価指標で、肝機能やワルファリン療法のモニタリングに用いる。貧血の診断には使用しない。
貧血は赤血球の平均容積(MCV)により鉄欠乏性貧血などの小球性(MCV低値)、再生不良性貧血・溶血性貧血などの正球性(MCV正常)、巨赤芽球性貧血(ビタミンB12・葉酸欠乏)などの大球性(MCV高値)に分類される。鉄欠乏性貧血は貧血全体の約70%を占め、血清フェリチンや鉄飽和度で診断を確定する。看護師は貧血症状(動悸・息切れ・易疲労感・めまい・蒼白・スプーン爪など)の観察と、食事指導(鉄分・ビタミンC同時摂取)、転倒予防が重要となる。
貧血の診断指標として最も基本的な血液検査項目を問う必修問題。Hbの意味と基準値を確実に押さえたい。
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