心の防衛機制を見抜こう!反動形成ってどんなもの?
看護師国家試験 第109回 午後 第65問
国試問題にチャレンジ
飲酒したい欲求を抑圧した人が、酩酊状態の人の行動を必要以上に非難する防衛機制はどれか。
- 1.昇華
- 2.転換
- 3.合理化
- 4.反動形成
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
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サクラ
博士
サクラ
博士POINT
防衛機制の種類と具体例を結びつける定番問題。「抑圧された衝動と正反対の行動」という表現がキーワード。
解答・解説
正解は4です
問題文:飲酒したい欲求を抑圧した人が、酩酊状態の人の行動を必要以上に非難する防衛機制はどれか。
解説:正解は 4 です。反動形成は、抑圧された衝動と正反対の態度・行動を意識的に強調することで不安を軽減する防衛機制である。本問では「飲酒したい欲求」という受け入れがたい衝動を抑圧し、その反対である「飲酒を過度に非難する」という行動として表出している典型例である。反動形成はどこか不自然でわざとらしく、過剰な強調を伴うのが特徴である。
選択肢考察
- ×1. 昇華
性的・攻撃的などの社会的に受け入れられにくい欲求を、芸術・スポーツ・学問など社会的価値のある活動に向ける成熟した防衛機制。本問のように正反対の行動で現れるものではない。
- ×2. 転換
心的葛藤が身体症状(麻痺・失声・感覚鈍麻など)として表出される機制。転換性障害の病態機序。本問は身体症状ではないため該当しない。
- ×3. 合理化
満たされない欲求や失敗に対してもっともらしい理由をつけて正当化する機制。イソップ童話「酸っぱい葡萄」が典型例。反対の行動をとるのではない。
- ○4. 反動形成
抑圧された衝動とは正反対の態度や行動を過度に示す機制。飲酒したい欲求を抑えて飲酒を過度に非難するのは反動形成の典型例である。
防衛機制はフロイトが提唱しアンナ・フロイトが体系化した、不安から自我を守るための無意識的な心的メカニズム。主なものに①抑圧:受け入れがたい欲求を無意識に押し込める、②否認:事実を認めない、③投影:自分の感情を他者のものと捉える、④退行:より幼い段階の行動に戻る、⑤反動形成:正反対の行動、⑥合理化:もっともらしい理由づけ、⑦置き換え:対象を別の安全な対象に向ける、⑧同一化:他者の特徴を取り入れる、⑨昇華:社会的に価値ある活動に向ける、⑩知性化:感情を切り離して理屈で扱う、などがある。昇華は最も成熟した防衛機制とされる。看護・精神看護では患者の言動の背景にある機制を理解することが、共感的な関わりに不可欠である。
防衛機制の種類と具体例を結びつける定番問題。「抑圧された衝動と正反対の行動」という表現がキーワード。
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