妊娠初期の感染と先天性風疹症候群
看護師国家試験 第110回 午後 第6問 / 必修問題
国試問題にチャレンジ
妊娠初期の感染で児に難聴が生じる可能性が高いのはどれか。
- 1.水痘( varicella )
- 2.風疹( rubella )
- 3.麻疹( measles )
- 4.流行性耳下腺炎( mumps )
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
先天性風疹症候群の三大症状(難聴・白内障・心疾患)と発症リスクの高い時期を理解しているかが問われています。母子感染に関する基本知識です。
解答・解説
正解は2です
問題文:妊娠初期の感染で児に難聴が生じる可能性が高いのはどれか。
解説:正解は2の風疹です。妊娠初期に風疹に感染すると胎児に先天性風疹症候群(CRS)が生じ、三大症状として難聴、白内障、先天性心疾患が出現します。特に妊娠20週までの感染でリスクが高まります。
選択肢考察
- ×1. 水痘( varicella )
妊娠中の水痘感染では先天性水痘症候群のリスクがあり、四肢低形成、皮膚瘢痕、眼病変、神経学的異常などを生じますが、難聴は典型症状ではありません。
- ○2. 風疹( rubella )
妊娠初期の風疹感染で先天性風疹症候群を引き起こし、難聴・白内障・心疾患を三大症状とします。特に難聴は発症頻度が最も高い症状です。
- ×3. 麻疹( measles )
妊娠中の麻疹感染は流産・早産のリスクを高めますが、胎児に先天奇形を引き起こすことは一般的ではありません。
- ×4. 流行性耳下腺炎( mumps )
妊娠中のムンプス感染は早期では流産リスクを高めますが、先天奇形や難聴を直接引き起こすことは証明されていません。ただし出生後の感染では難聴の原因となります。
先天性風疹症候群(CRS)は、妊娠初期ほど発症率が高く、妊娠1〜12週で約50〜90%、13〜16週で約15〜30%と報告されています。予防には妊娠前のMRワクチン(麻疹風疹混合)接種が重要です。妊娠中は生ワクチンを接種できないため、妊娠希望者への事前接種と妊婦の周囲(夫・家族)への接種が推奨されます。
先天性風疹症候群の三大症状(難聴・白内障・心疾患)と発症リスクの高い時期を理解しているかが問われています。母子感染に関する基本知識です。
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