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2060年の日本、人口はどこまで減る?将来推計人口を読み解く

看護師国家試験 第115午前1 / 必修問題

国試問題にチャレンジ

115午前1

令和5年(2023年)推計による日本の将来推計人口で、令和42年(2060年)の将来推計人口に最も近いのはどれか。

  1. 1.6,600万人
  2. 2.9,600万人
  3. 3.1億600万人
  4. 4.1億2,600万人

対話形式の解説

博士博士
今日は将来推計人口について話していこう。令和5年推計による2060年の日本の人口、君ならいくつ選ぶ?
サクラサクラ
えっと…今が1億2,000万人くらいですよね。40年後だから少し減って1億600万人くらいですか?
博士博士
それがね、実はもっと減るんだ。正解は2の「9,600万人」だよ。
サクラサクラ
ええっ!?2,000万人以上も減るんですか!?
博士博士
そうなんだ。国立社会保障・人口問題研究所の令和5年推計では、2060年に約9,615万人と推計されている。1億人を下回るのは2056年頃と見込まれているよ。
サクラサクラ
1億人の大台を割るって、なんだか実感がわかないです…。どうしてそんなに減るんでしょう?
博士博士
主な要因は出生数の長期的な減少だね。2022年には出生数が初めて80万人を下回り、2023年は約72.7万人。一方で死亡数は約157万人にのぼり、自然減が年間80万人を超える状況になっている。
サクラサクラ
生まれる人より亡くなる人のほうがずっと多いんですね…。
博士博士
そう。さらに2070年には約8,700万人まで減ると推計されている。同時に65歳以上の割合は約38.7%、つまり国民の約4割が高齢者という社会が見えてくるんだ。
サクラサクラ
看護師の役割もますます大きくなりそうですね。
博士博士
その通り。地域包括ケアや在宅医療、認知症ケアの重要性が一段と高まる。国試でも人口統計はほぼ毎年出題されるから、大枠の数値感は必ず押さえておこう。
サクラサクラ
ちなみに他の選択肢はなぜ違うんですか?
博士博士
選択肢1の6,600万人は減りすぎで、これは2090年以降の長期推計に近い数値。選択肢3の1億600万人は2045年頃の値。選択肢4の1億2,600万人は2020年国勢調査時点の人口だね。
サクラサクラ
年代と数字をセットで覚えるとイメージしやすいです!
博士博士
いいね。『2020年=1.26億』『2040年=1.13億』『2060年=0.96億』『2070年=0.87億』とリズムで覚えてしまうのがおすすめだよ。

POINT

本問は、令和5年推計の日本の将来推計人口について、2060年時点のおおよその総人口(約9,600万人)を把握しているかを問うている。

解答・解説

正解は2です

問題文:令和5年(2023年)推計による日本の将来推計人口で、令和42年(2060年)の将来推計人口に最も近いのはどれか。

解説:正解は2の「9,600万人」である。国立社会保障・人口問題研究所が公表した『日本の将来推計人口(令和5年推計)』では、出生中位・死亡中位の仮定に基づくと、2060年(令和42年)の総人口はおよそ9,615万人と推計されている。2020年(令和2年)の総人口が約1億2,615万人であったことを踏まえると、約40年間で3,000万人規模の人口減少が見込まれていることになる。これは少子化の長期的進行と高齢者人口の減少フェーズへの移行を反映した数値であり、社会保障・労働力・地域医療体制を考えるうえで重要な前提条件となる。

選択肢考察

  1. ×1.  6,600万人

    2060年の推計としては過少である。この水準まで減少するのは2090年以降の長期推計に近い値で、令和42年時点ではここまで急激な減少は見込まれていない。

  2. 2.  9,600万人

    令和5年推計(出生中位・死亡中位)による2060年の総人口は約9,615万人で、選択肢の中で最も近い。1億人を下回り、9,000万人台に突入することが重要なポイントである。

  3. ×3.  1億600万人

    2060年の推計としては過大。この水準に近いのは2045年前後の推計値で、2060年ではさらに減少が進んでいる。

  4. ×4.  1億2,600万人

    これは2020年(令和2年)国勢調査時点の総人口に近い値であり、2060年の推計人口としては明らかに過大である。

国立社会保障・人口問題研究所『日本の将来推計人口(令和5年推計)』の主な数値として、2020年約1億2,615万人 → 2040年約1億1,284万人 → 2056年に1億人を下回り、2070年には約8,700万人まで減少すると推計されている。65歳以上人口割合は2070年に約38.7%に達する見通しで、超高齢社会の進行と生産年齢人口の減少が看護・介護領域に与える影響は大きい。国試では『推計人口は減少傾向』『2060年で約9,600万人』『2070年で約8,700万人』『高齢化率は約4割に近づく』という大枠を覚えておくと、近年の頻出パターンに対応できる。

本問は、令和5年推計の日本の将来推計人口について、2060年時点のおおよその総人口(約9,600万人)を把握しているかを問うている。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。