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男は腰、女は肩 国民生活基礎調査の鉄板パターンを攻略

看護師国家試験 第115午後1 / 必修問題

国試問題にチャレンジ

115午後1

令和4年(2022年)の国民生活基礎調査で、男性の有訴者の症状で最も多いのはどれか。

  1. 1.頻尿
  2. 2.腰痛
  3. 3.肩こり
  4. 4.目のかすみ

対話形式の解説

博士博士
今日は令和4年の国民生活基礎調査から、男性で最も多い自覚症状は何かという問題を見ていくぞ。
サクラサクラ
博士、そもそも国民生活基礎調査って何ですか?毎年やっているんですか?
博士博士
厚生労働省が実施している基幹統計で、3年ごとに大規模調査、その間の年に簡易調査を行っているんだ。世帯構成、健康、介護、所得、貯蓄など幅広く把握する重要な調査だぞ。
サクラサクラ
なるほど。健康についても聞いているんですね。「有訴者」というのはどういう意味ですか?
博士博士
病気やけがなどで自覚症状のある人のことだ。ただし入院している人は含めない。人口千対で表したものを有訴者率と呼ぶぞ。
サクラサクラ
じゃあ問題ですが、男性で最も多い症状って…私は肩こりかと思ったんですが違いますか?
博士博士
ふふ、それは典型的な引っかけだな。男性で最も多いのは腰痛だ。肩こりは2位になる。
サクラサクラ
えっ、男性も肩こり多そうなのに腰痛が1位なんですか。
博士博士
そうなんだ。男性は重量物の取り扱いや長時間のデスクワーク、加齢による椎間板変性などで腰痛を訴える人が非常に多い。第3位には頻尿が入る点も男性の特徴だな。
サクラサクラ
頻尿って前立腺肥大とかの影響ですかね。
博士博士
その通り。加齢に伴う前立腺肥大症が背景にある。さて、ここで重要なのが女性との比較だ。女性の1位は何だと思う?
サクラサクラ
男性が腰痛なら…女性は肩こりですか?
博士博士
正解。女性は肩こりが1位、腰痛が2位だ。男女で1位と2位がきれいに入れ替わる関係だから「男は腰、女は肩」と覚えるといいぞ。
サクラサクラ
わかりやすい覚え方ですね。他の選択肢の頭痛や目のかすみはどうなんですか?
博士博士
頭痛は男女ともに上位ではあるが1位ではない。目のかすみは加齢で増えるが、最多にはならない。国試ではこの2つはダミー選択肢として頻出だぞ。
サクラサクラ
ちなみに通院者率の方も覚えておいた方がいいですか?
博士博士
いい質問だ。通院者率は男女ともに高血圧症が1位になる。有訴者率と通院者率はセットで押さえておくと得点源になるぞ。

POINT

国民生活基礎調査における男女別の有訴者症状の順位を問う問題で、男性は腰痛が第1位、女性は肩こりが第1位という頻出の組合せが問われている。

解答・解説

正解は2です

問題文:令和4年(2022年)の国民生活基礎調査で、男性の有訴者の症状で最も多いのはどれか。

解説:正解は2の「腰痛」である。国民生活基礎調査は厚生労働省が3年ごとに大規模調査を実施している基幹統計で、世帯・健康・介護・所得・貯蓄などを把握するものである。「有訴者」とは病気やけがなどで自覚症状のある者を指し、入院者は含まれない。有訴者率は人口1,000人あたりの有訴者数で示される。令和4年(2022年)調査では、男性の症状別有訴者率の第1位は「腰痛」、第2位は「肩こり」、第3位は「頻尿」となっており、男性では従来から一貫して腰痛が首位を占めている。職業上の重量物取り扱い、長時間のデスクワーク、加齢に伴う椎間板変性や脊柱起立筋の筋力低下などが背景にあると考えられる。一方、女性の第1位は「肩こり」、第2位は「腰痛」であり、男女で順位が入れ替わる点が国家試験の頻出ポイントである。

選択肢考察

  1. ×1.  頭痛

    頭痛は男性の有訴症状として上位に挙がる症状の1つではあるが、令和4年調査において男性の最多症状ではない。男性では腰痛・肩こり・頻尿に次ぐ位置で、第1位ではない。

  2. 2.  腰痛

    令和4年(2022年)国民生活基礎調査において男性の有訴者の症状で最も多いのは腰痛である。男性の腰痛有訴者率は人口1,000人あたり約91.6で、長年にわたり男性の自覚症状の第1位を維持している。

  3. ×3.  肩こり

    肩こりは女性の有訴者の症状で第1位であり、男性では腰痛に次ぐ第2位である。男女で1位と2位が入れ替わる関係にあるため、混同に注意したい。

  4. ×4.  目のかすみ

    目のかすみは加齢や老視、白内障などにより訴える人が増える症状だが、男性の最多有訴症状ではない。上位5位以内にも入っていない。

国民生活基礎調査での有訴者率は男女ともに加齢に伴って上昇し、65歳以上では顕著に高くなる。覚え方としては「男は腰、女は肩」と整理するとよい。また通院者率では男性は「高血圧症」、女性も「高血圧症」が第1位である点も合わせて押さえておくと国試対策として効率的である。なお、有訴者率は人口千対で表される指標で、有訴者数を世帯人員(入院者を除く)で割って算出される点も理解しておきたい。

国民生活基礎調査における男女別の有訴者症状の順位を問う問題で、男性は腰痛が第1位、女性は肩こりが第1位という頻出の組合せが問われている。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。