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介護保険の自己負担は最大何割?1割・2割・3割の仕組みを徹底解説

看護師国家試験 第115午後3 / 必修問題

国試問題にチャレンジ

115午後3

介護保険制度における、最も高い自己負担割合はどれか。

  1. 1.1割
  2. 2.3割
  3. 3.5割
  4. 4.7割

対話形式の解説

博士博士
今日は介護保険の自己負担割合についての問題じゃ。選択肢は1割、3割、5割、7割。さあ、どれが最も高い負担割合だと思う?
サクラサクラ
えーっと、医療保険だと3割負担って聞いたことがあります。介護保険も同じなのかな?それとも違うのかな…
博士博士
いいところに気づいたのう。実は介護保険も最高は3割なんじゃよ。正解は2番の「3割」じゃ。
サクラサクラ
やった、当たりました!でも介護保険って昔は1割って習った気がするんですけど、いつから3割になったんですか?
博士博士
おっ、よい質問じゃ。介護保険制度は2000年に始まったときは一律1割負担じゃった。その後、高齢化で介護費用が膨らみ、負担の公平化のために2015年8月から「一定以上所得者」に2割負担、2018年8月から「現役並み所得者」に3割負担が導入されたんじゃ。
サクラサクラ
なるほど、段階的に増えていったんですね。じゃあ誰でも3割になるわけじゃないんですか?
博士博士
そのとおり。3割負担になるのは65歳以上の第1号被保険者のうち、本人の合計所得金額が220万円以上で、かつ年金収入+その他の合計所得金額が単身で340万円以上、夫婦世帯で463万円以上といった所得基準を満たす人だけじゃ。実際には全体の数%にとどまるんじゃよ。
サクラサクラ
じゃあ大多数の高齢者は今でも1割負担なんですね。ところで、5割や7割っていう選択肢はひっかけですか?
博士博士
ふむ、よい指摘じゃ。介護保険に5割や7割という区分は存在しないからどちらも誤りじゃ。ただし医療保険と混同しないようにのう。医療保険では本人負担が3割が基本で、残り7割が保険給付という言い方をすることがあるからな。
サクラサクラ
あ、それで7割という数字が頭に浮かんじゃう人もいるかもですね。あと2割負担って選択肢にはありませんでしたけど、これも実在しますよね?
博士博士
そうじゃ。2割は2015年に導入された中間的な区分で、合計所得金額が160万円以上の人などが対象になる。つまり介護保険の自己負担は「1割・2割・3割」の3段階と覚えると整理しやすいぞ。
サクラサクラ
ところで、3割負担になっても上限とかはないんですか?高額になりすぎちゃう気がして…
博士博士
安心せい。『高額介護サービス費』という制度があってのう、ひと月の自己負担が一定額を超えると超過分が払い戻されるんじゃ。所得区分ごとに上限額が設定されており、低所得者ほど低く抑えられている。さらに医療と介護の合算で年単位の上限を設ける『高額医療・高額介護合算療養費制度』もあるぞ。
サクラサクラ
へえ、ちゃんと負担が膨らみすぎないようになってるんですね。最後に、自分が何割負担かってどうやって分かるんですか?
博士博士
毎年7月頃に市町村から「介護保険負担割合証」が交付されるんじゃ。これに1割か2割か3割かが記載されており、サービス利用時に被保険者証と一緒に事業所に提示するんじゃよ。国試では制度の財源(保険料50%・公費50%)や被保険者区分(第1号・第2号)も合わせて頻出じゃから、まとめて押さえておくとよいぞ。

POINT

介護保険制度における利用者の自己負担割合の区分(1割・2割・3割)を理解し、最も高い割合が何割かを問う問題です。

解答・解説

正解は2です

問題文:介護保険制度における、最も高い自己負担割合はどれか。

解説:正解は2の「3割」です。介護保険制度では、利用者がサービスを受けた際の自己負担割合は原則1割ですが、所得に応じて2割または3割に引き上げられる仕組みになっています。制度が始まった2000年当初は一律1割負担でしたが、社会保障費の増大と世代間・所得間の負担の公平化を図るため、2015年8月から「一定以上所得者」を対象に2割負担が、さらに2018年8月からは「現役並み所得者」を対象に3割負担が導入されました。現在、3割負担となる目安は、本人の合計所得金額が220万円以上で、かつ年金収入とその他の合計所得金額が単身で340万円以上(または夫婦世帯で463万円以上)の場合です。これにより3割が介護保険における最も高い自己負担割合となっています。

選択肢考察

  1. ×1.  1割

    介護保険の基本的な自己負担割合で、第1号被保険者(65歳以上)の大多数や第2号被保険者(40〜64歳)に適用されます。しかし「最も高い」割合ではありません。

  2. 2.  3割

    2018年8月から導入された、現役並み所得者を対象とした最も高い自己負担割合です。本人の合計所得金額220万円以上などの所得要件を満たす第1号被保険者に適用されます。

  3. ×3.  5割

    介護保険制度に5割という自己負担区分は存在しません。混同しやすい数字ですが誤りです。

  4. ×4.  7割

    介護保険の自己負担割合に7割は存在しません。なお医療保険では未就学児や70〜74歳で2割、義務教育就学後〜69歳で3割など別の区分があり、混同しないよう注意が必要です。

介護保険の自己負担割合は「1割・2割・3割」の3区分で覚えます。判定は前年の所得に基づき毎年見直され、市町村から「介護保険負担割合証」が交付されます。なお、ひと月の自己負担が高額になった場合は『高額介護サービス費』により上限を超えた分が払い戻される仕組みもあり、低所得者の負担軽減策が用意されています。財源構成(保険料50%+公費50%)と合わせて押さえると体系的に理解しやすいです。

介護保険制度における利用者の自己負担割合の区分(1割・2割・3割)を理解し、最も高い割合が何割かを問う問題です。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。