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MMTは0〜5の6段階!「5が最強」を一発で覚える徒手筋力テスト攻略

看護師国家試験 第115午後24 / 必修問題

国試問題にチャレンジ

115午後24

徒手筋力テスト〈MMT〉において筋力が一番強い段階はどれか。

  1. 1.1
  2. 2.4
  3. 3.5
  4. 4.6
  5. 5.10

対話形式の解説

博士博士
今回は徒手筋力テスト、いわゆるMMTについて学ぶぞ。リハビリや整形外科、神経内科でめちゃくちゃ使われる基本評価じゃ。
サクラサクラ
MMTって名前は聞いたことありますけど、実際にはどんな検査なんですか?
博士博士
Manual Muscle Testingの略で、検査者が手で抵抗を加えながら、患者さんがどれくらいの筋力を出せるかを評価するものじゃ。特別な機器は不要で、ベッドサイドでもすぐ行える便利な検査じゃよ。
サクラサクラ
じゃあ筋力を数字で表すんですね。何段階で評価するんですか?
博士博士
ここが重要じゃ。MMTは0、1、2、3、4、5の6段階で評価する。数字が大きいほど筋力が強いという、シンプルな仕組みじゃ。
サクラサクラ
ということは…一番強いのは5ですか?
博士博士
その通り!Grade 5は「Normal(正常)」と呼ばれ、重力に抗して動かせるだけでなく、検査者が最大の抵抗を加えても完全に打ち勝てる状態のことじゃ。
サクラサクラ
逆に0や1はどんな状態ですか?
博士博士
Grade 0は筋収縮がまったく起こらない状態、Grade 1は筋肉がピクッと収縮するのを触れて確認できるが、関節は動かない状態じゃ。重度の麻痺などで見られるレベルじゃな。
サクラサクラ
では真ん中の3はどうなんでしょう?
博士博士
Grade 3は「Fair(良)」で、重力に抗して全可動域を動かせるが、抵抗を加えるとそれには耐えられない段階。3が「重力に勝てるかどうか」の大きな分かれ目になっておるのじゃ。
サクラサクラ
なるほど、3が境目なんですね。じゃあ4と5の違いは抵抗の強さですか?
博士博士
そう、Grade 4は「Good(優)」で中等度の抵抗に耐えられるが、最大抵抗には少し負ける。5は最大抵抗にも完全に打ち勝てる正常筋力じゃ。日常生活では4以上あれば大体困らんが、スポーツや重労働では5が必要じゃな。
サクラサクラ
問題の選択肢にあった「6」とか「10」はやっぱり存在しないんですね。
博士博士
その通りじゃ。6段階という基本さえ押さえていれば、6や10という数字は明らかに範囲外と判断できる。引っかからないように注意するのじゃ。
サクラサクラ
臨床ではどんな場面で使われるんですか?
博士博士
脳卒中後のリハビリ、脊髄損傷の評価、ギラン・バレー症候群や筋ジストロフィーなどの神経・筋疾患、術後の筋力回復のチェックなど、応用範囲はとても広い。看護師も理学療法士と情報共有する際にMMTの結果を読めると評価の連続性が保てるぞ。
サクラサクラ
評価するときに気をつけることはありますか?
博士博士
良い視点じゃ。代償運動(他の筋肉で動きを補ってしまうこと)に注意し、必ず左右を比較する。痛みや関節可動域制限があると正確に評価できないから、その確認も忘れずにのう。
サクラサクラ
MMTって単純な数字評価かと思ってましたが、奥が深いんですね。0〜5の6段階で、5が最強。しっかり覚えました!

POINT

徒手筋力テスト(MMT)の評価段階が0〜5の6段階であり、5が最強(正常筋力)であることを問う基本問題。数値が大きいほど筋力が強いという原則を覚えておけば解ける。

解答・解説

正解は3です

問題文:徒手筋力テスト〈MMT〉において筋力が一番強い段階はどれか。

解説:正解は 3 です。徒手筋力テスト(Manual Muscle Testing:MMT)は、検査者が被験者の筋力を徒手的に評価する代表的な方法で、Daniels らによって体系化された評価法です。評価は0〜5の6段階(Grade 0〜5)で行われ、数字が大きいほど筋力が強いことを意味します。最大値である「5(Normal:正常)」は、重力に抗して関節運動が可能であり、なおかつ検査者が加える最大抵抗にも完全に打ち勝てる正常な筋力を示します。したがって選択肢「5」が筋力として一番強い段階となります。

選択肢考察

  1. ×1.  1

    Grade 1(Trace:不可)は、筋収縮を視認または触知できるものの、関節運動はまったく起こらない段階。最低レベルに近い筋力であり、一番強い段階ではない。

  2. ×2.  4

    Grade 4(Good:優)は、重力に抗して全可動域の運動が可能で、さらにある程度の抵抗にも耐えられる段階。日常生活レベルでは十分な筋力だが、最大抵抗には抗しきれず正常筋力(Grade 5)には届かない。

  3. 3.  5

    Grade 5(Normal:正常)は、重力下で全可動域の運動が可能であり、最大抵抗にも完全に抗して関節を保持できる段階。MMTの6段階評価における最強の筋力レベルであり、本問の正解。

  4. ×4.  6

    MMTの評価段階は0〜5の6段階で、6という評価グレードは存在しない。微妙な強さの差を表現するために「4+」「5−」などの補助記号が用いられることはあるが、独立した「6」というグレードはない。

  5. ×5.  10

    MMTの評価尺度に10という数値段階は存在しない。10段階評価は他の評価指標(疼痛のNRSなど)で用いられるが、徒手筋力テストでは0〜5の範囲外であり誤り。

MMTの各段階を整理すると次のとおり。Grade 0(Zero:ゼロ)=筋収縮なし、Grade 1(Trace:不可)=収縮は触知できるが関節運動なし、Grade 2(Poor:可)=重力を除去すれば全可動域の運動が可能、Grade 3(Fair:良)=重力に抗して全可動域の運動が可能(抵抗なし)、Grade 4(Good:優)=重力+ある程度の抵抗に抗して運動可能、Grade 5(Normal:正常)=最大抵抗に抗して運動可能。臨床ではリハビリテーションの効果判定、神経・筋疾患の評価、術後の回復過程の把握などに広く用いられる。検査時は左右差の比較、代償運動の有無、関節可動域の制限の有無を併せて観察することが重要。

徒手筋力テスト(MMT)の評価段階が0〜5の6段階であり、5が最強(正常筋力)であることを問う基本問題。数値が大きいほど筋力が強いという原則を覚えておけば解ける。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。