ぐるぐる回って耳が聞こえない!メニエール病の4徴を完全攻略
看護師国家試験 第115回 午後 第52問
国試問題にチャレンジ
Ménière〈メニエール〉病で正しいのはどれか。
- 1.耳鳴を伴う。
- 2.70歳以上で好発する。
- 3.浮動性めまいが出現する。
- 4.蝸牛の機能は保たれている。
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
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サクラ
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博士POINT
メニエール病の典型症状『回転性めまい・難聴・耳鳴・耳閉感』の4徴と病態(内リンパ水腫)を理解しているかを問う問題。めまいの性状と蝸牛症状の有無が他疾患との鑑別ポイント。
解答・解説
正解は1です
問題文:Ménière〈メニエール〉病で正しいのはどれか。
解説:正解は 1 です。メニエール病は内耳の内リンパ水腫(内リンパ液が過剰に貯留した状態)を病態とする疾患で、典型的には『反復する回転性めまい発作』『感音難聴』『耳鳴』『耳閉感』の4症状が、片側性に同時に出現します。発作は数十分から数時間持続し、悪心・嘔吐や自律神経症状を伴うこともあります。再発を繰り返すうちに聴力障害が固定化することがあり、早期診断と適切な管理が重要となる疾患です。
選択肢考察
- ○1. 耳鳴を伴う。
正しい。メニエール病では、めまい発作に伴って耳鳴・難聴・耳閉感といった蝸牛症状が出現するのが特徴。発作の前や最中に「キーン」「ボー」といった耳鳴を自覚することが多く、4徴の一つに数えられる。
- ×2. 70歳以上で好発する。
誤り。好発年齢は30〜50歳代の働き盛り世代で、ストレス・過労・睡眠不足が誘因となりやすい。70歳以上の高齢者で初発するケースは典型的ではない。
- ×3. 浮動性めまいが出現する。
誤り。メニエール病のめまいは『天井がぐるぐる回る』『自分が回転する』と表現される回転性めまいが典型。浮動性(フワフワとした動揺感)めまいは、中枢性病変や脳血管障害、起立性低血圧などで生じやすい。
- ×4. 蝸牛の機能は保たれている。
誤り。内リンパ水腫は前庭だけでなく蝸牛にも及ぶため、感音難聴(特に低音域)や耳鳴といった蝸牛症状が必発する。発作を繰り返すと聴力が段階的に低下し固定化することもある。
メニエール病の4徴は『回転性めまい・難聴・耳鳴・耳閉感』とまとめて覚える。治療は急性期には安静、抗めまい薬、制吐薬、ステロイドなどを用い、間欠期には内リンパ水腫の軽減を目的にイソソルビド(浸透圧利尿薬)が第一選択となる。生活指導では減塩、ストレス管理、十分な睡眠、カフェイン・アルコール制限が重要。鑑別疾患として、突発性難聴(一回性で反復しない)、良性発作性頭位めまい症〈BPPV〉(頭位変換で誘発される短時間のめまい、難聴なし)、前庭神経炎(難聴なし)などとの違いを整理しておきたい。
メニエール病の典型症状『回転性めまい・難聴・耳鳴・耳閉感』の4徴と病態(内リンパ水腫)を理解しているかを問う問題。めまいの性状と蝸牛症状の有無が他疾患との鑑別ポイント。
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