SOAP記録のSとOを使い分ける
看護師国家試験 第103回 午後 第17問 / 必修問題 / 看護の基本技術
国試問題にチャレンジ
主観的情報はどれか。
- 1.呼吸数
- 2.飲水量
- 3.苦悶様の顔貌
- 4.息苦しさの訴え
対話形式の解説
博士
看護記録のSOAP形式を覚えておるかな?S・O・A・Pそれぞれ何の頭文字じゃ?
サクラ
Subjective、Objective、Assessment、Planですね。主観的情報、客観的情報、アセスメント、プランです。
博士
その通り。今回問われている主観的情報はSじゃ。患者自身の言葉による訴えがこれに該当する。
サクラ
だと正解は4の息苦しさの訴えですね!
博士
正解じゃ。「息苦しい」「眠れない」「痛い」など患者本人が口にした自覚症状はすべてS情報じゃ。
サクラ
他の選択肢はどう分類されますか?
博士
1の呼吸数は看護師が測定する数値じゃからO情報じゃな。バイタルサインは典型的な客観的情報じゃ。
サクラ
2の飲水量は?
博士
これも実測した数値じゃからO情報じゃ。In-Outバランスの評価に使う。
サクラ
3の苦悶様顔貌は迷うかも…。
博士
ここがポイントじゃ。確かに「苦しそう」という主観的なニュアンスがあるが、それは看護師が観察して判断した所見じゃ。観察者の評価という意味でO情報に分類される。
サクラ
患者の言葉以外はすべて客観なんですね。
博士
そう。S情報を記録するときは「」付きで患者の言葉のまま残し、看護師の解釈を加えないのが原則じゃ。
サクラ
アセスメントAではS情報とO情報を統合するんですね。
博士
その通り。「息苦しさの訴え」と「呼吸数30回」「SpO2 88%」を組み合わせれば、根拠のある看護計画につながる。
サクラ
主観と客観を分けて記録する習慣をつけます。
POINT
主観的情報は患者本人の言葉による訴えを指し、SOAP記録のSに該当します。本問では「息苦しさの訴え」が該当し、呼吸数・飲水量・顔貌の観察はすべて看護師が得た客観的情報になります。S情報は患者の言葉のまま記録し、O情報と統合してアセスメントすることで質の高い看護計画が立案できます。
解答・解説
正解は 4 です
問題文:主観的情報はどれか。
解説:正解は 4 です。看護記録のSOAP形式におけるS(Subjective)は主観的情報で、患者自身が言葉で訴える内容を指します。「息苦しい」「痛い」「眠れない」といった自覚症状の訴えがこれに該当します。これに対しO(Objective)は観察者が測定・観察して得る客観的情報で、バイタルサインや検査値、表情・行動の所見などが含まれます。
選択肢考察
-
× 1. 呼吸数
看護師が測定して数値化されるバイタルサインで、客観的情報(O情報)に分類されます。
-
× 2. 飲水量
実測した数値で示される客観的情報です。In-Outバランスの評価項目として記録されます。
-
× 3. 苦悶様の顔貌
看護師が視覚的に観察して判断する所見であり、観察者の評価という意味で客観的情報に分類されます。
-
○ 4. 息苦しさの訴え
患者自身が言葉で表現した自覚症状であり、典型的な主観的情報(S情報)です。
SOAPはProblem Oriented System(POS)に基づく記録法で、S(主観的情報)・O(客観的情報)・A(アセスメント)・P(プラン)の頭文字をとったものです。主観的情報は「」付きで患者の言葉のまま記載するのが原則で、看護師の解釈を加えずに残します。客観的情報と主観的情報を統合してアセスメントを行うことで質の高い看護計画につながります。
SOAP記録における主観的情報と客観的情報の区別を理解しているかを問う問題です。
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