StudyNurse

生理食塩水の濃度を確実に押さえよう

看護師国家試験 第104回 午前 第21問 / 必修問題 / 診療に伴う看護技術

国試問題にチャレンジ

104回 午前 第21問

生理食塩水の塩化ナトリウム濃度はどれか。

  1. 1.0.90%
  2. 2.5%
  3. 3.9%
  4. 4.15%

対話形式の解説

博士 博士

今日は生理食塩水のNaCl濃度についてじゃ。何%か言えるかの?

サクラ サクラ

はい、たしか0.9%だったと思います。

博士 博士

その通りじゃ。選択肢に0.90%と書かれておると、ちょっと迷うかもしれんがの。

サクラ サクラ

あ、表記が紛らわしいですね。9%や0.9%とどちらか一瞬迷いそうです。

博士 博士

じゃからこそ、9g/Lという数字でも覚えておくと安心じゃ。

サクラ サクラ

9gの食塩を1Lの水に溶かすイメージですね。

博士 博士

そうじゃ。なぜ0.9%かというと、体液の浸透圧と等しくなるよう設計されておるからじゃ。

サクラ サクラ

だから血管に入れても溶血しないんですね。

博士 博士

点滴の基剤や薬剤の溶解、傷の洗浄など、用途は幅広いぞ。

サクラ サクラ

5%や15%の食塩水もあるんですか?

博士 博士

あるぞ。高張食塩水として低Na血症の補正などに使うが、希釈しないで使えるのは0.9%だけじゃ。

サクラ サクラ

濃度を間違えると重大な事故になりますね、気をつけます。

POINT

生理食塩水は塩化ナトリウム0.9%、つまり9g/Lの等張液です。体液と浸透圧がほぼ等しいため点滴や洗浄に広く用いられます。出題では0.90%と表記されることもあり、桁を見誤らないことが重要です。5%や15%は高張食塩水で用途が異なるため混同しないようにしましょう。

解答・解説

正解は 1 です

問題文:生理食塩水の塩化ナトリウム濃度はどれか。

解説:正解は1の0.90%です。生理食塩水とは、体液とほぼ同じ浸透圧をもつように調整された等張液で、塩化ナトリウムを0.9%(9g/L)の割合で水に溶かしたものを指します。体液とのバランスが崩れにくいため、輸液の基剤、薬剤の溶解・希釈、創傷や粘膜の洗浄など幅広い場面で使用されます。

選択肢考察

  1. 1.  0.90%

    生理食塩水のNaCl濃度は0.9%であり、体液とほぼ等張のため細胞や血球を損傷せずに用いることができます。表記上の小数点以下の0に惑わされないよう注意します。

  2. × 2.  5%

    5%は高張食塩水に相当し、低ナトリウム血症の補正など限られた目的で用いられます。一般的な生理食塩水の濃度ではありません。

  3. × 3.  9%

    9%は0.9%の10倍の濃度であり、体液に対して著しく高張です。投与すれば溶血や細胞障害をきたすため不適切です。

  4. × 4.  15%

    15%食塩水は塩化ナトリウム補正用の濃厚液として用いられるもので、希釈せずに点滴静注することはできません。

覚え方として、体液の浸透圧約290mOsm/Lに合わせるためにNaCl 0.9%(9g/L)とされていることを押さえましょう。5%ブドウ糖液も等張液ですが、こちらは糖が代謝されると自由水になるため水分補給目的で使われます。

等張電解質輸液の代表である生理食塩水の正確な濃度を問う基本問題です。