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注射法ごとの刺入角度を完璧に覚えよう

看護師国家試験 第111回 午後 第22問 / 必修問題 / 診療に伴う看護技術

国試問題にチャレンジ

111回 午後 第22問

注射針の刺入角度が45〜90度の注射法はどれか。

  1. 1.皮下注射
  2. 2.皮内注射
  3. 3.筋肉内注射
  4. 4.静脈内注射

対話形式の解説

博士 博士

今日は注射針の刺入角度を問う問題じゃ。注射には皮内、皮下、筋肉内、静脈内の4種類があり、それぞれ刺入する組織の深さによって角度が決まっておるぞ。

アユム アユム

博士、選択肢の中で45〜90度の注射法はどれになりますか?

博士 博士

正解は3の筋肉内注射じゃ。筋肉内注射は最も深い筋層まで針を届かせる必要があるので、角度が大きくなるのじゃ。

アユム アユム

なぜ筋肉内注射は45〜90度なのですか?

博士 博士

皮下組織を突き抜けて筋層に到達するためじゃ。筋肉には血流が豊富で薬液の吸収が速いという特徴もあるぞ。代表的な穿刺部位は三角筋と中殿筋じゃ。

アユム アユム

皮下注射の1はどのくらいの角度ですか?

博士 博士

皮下注射は10〜30度じゃ。真皮と筋層の間の皮下組織に注入する方法で、インフルエンザワクチンやインスリン注射が代表的じゃな。

アユム アユム

皮内注射の2はもっと浅いのですか?

博士 博士

そうじゃ。皮内注射は表皮と真皮の間というごく浅い層に注入するため、刺入角度は0〜15度とほぼ水平に近い。ツベルクリン反応やアレルギー検査に用いられる。

アユム アユム

静脈内注射の4はどうですか?

博士 博士

静脈内注射は10〜20度で、血管内に直接薬液を入れる方法じゃ。点滴も正式には静脈内注射に含まれるぞ。

アユム アユム

筋肉内注射で特に注意することはありますか?

博士 博士

神経損傷を避けるため穿刺部位の選択が重要じゃ。三角筋では肩峰から3横指下、中殿筋ではクラークの点やホッホシュテッターの部位を使う。坐骨神経を避けるためじゃな。

アユム アユム

覚え方のコツはありますか?

博士 博士

刺入の深さの順番で覚えるとよい。皮内→皮下→筋肉の順に深くなり、角度も0→30→90と大きくなるイメージじゃ。静脈は別枠として10〜20度と覚えておこう。

アユム アユム

ワクチンによって注射法が違うのはなぜですか?

博士 博士

ワクチンの組成や目的によって最適な吸収部位が異なるからじゃ。インフルエンザは皮下、B型肝炎や新型コロナワクチンは筋肉内が基本じゃぞ。

POINT

筋肉内注射の刺入角度は45〜90度で、皮下組織より深い筋層に薬液を注入します。三角筋や中殿筋が代表的な穿刺部位で、吸収が速いのが特徴です。他の注射法は皮内0〜15度、皮下10〜30度、静脈10〜20度と覚えましょう。神経損傷を避けるための部位選定と、ワクチン別の適切な注射法の使い分けも重要な知識です。

解答・解説

正解は 3 です

問題文:注射針の刺入角度が45〜90度の注射法はどれか。

解説:正解は 3 です。筋肉内注射は皮膚・皮下組織よりさらに深い筋層に薬液を注入する注射法で、刺入角度は45〜90度とされています。筋層に確実に到達させるため深く刺入する必要があり、三角筋や中殿筋などが代表的な穿刺部位です。B型肝炎ワクチンや新型コロナウイルスワクチンなどが筋肉内注射で行われます。

選択肢考察

  1. × 1.  皮下注射

    真皮と筋層の間の皮下組織に注入する方法で、刺入角度は10〜30度。インフルエンザワクチンやインスリン注射が代表例。

  2. × 2.  皮内注射

    表皮と真皮の間に注入する方法で、刺入角度はほぼ0〜15度とごく浅い。ツベルクリン反応やアレルギー検査に用いる。

  3. 3.  筋肉内注射

    皮下組織より深い筋層に注入する方法で、刺入角度は45〜90度。三角筋や中殿筋で実施され、吸収速度が速いのが特徴。

  4. × 4.  静脈内注射

    静脈内に直接薬液を注入する方法で、刺入角度は10〜20度程度。点滴も静脈内注射に含まれる。

筋肉内注射で三角筋に穿刺する場合は、肩峰から3横指下の部位を選びます。中殿筋では「クラークの点」や「ホッホシュテッターの部位」を用い、坐骨神経損傷を避けるため部位選択が重要です。皮下注射の部位選択と刺入角度、ワクチンの種類別の注射法の違いも併せて覚えておきましょう。

各注射法における刺入角度を正確に理解しているかを問う必修問題。皮内0〜15度、皮下10〜30度、筋肉45〜90度、静脈10〜20度の数値を押さえることがポイント。