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関節運動の用語を正確に区別しよう

看護師国家試験 第107回 午後 第10問 / 必修問題 / 人体の構造と機能

国試問題にチャレンジ

107回 午後 第10問

股関節の運動を図に示す。内転はどれか。

  1. 1. 選択肢1
  2. 2. 選択肢2
  3. 3. 選択肢3
  4. 4. 選択肢4

対話形式の解説

博士 博士

今日は股関節の運動、特に内転についてじゃ。

アユム アユム

内転と外転の違いがあいまいです。

博士 博士

内転は身体の正中線に近づく動き、外転は遠ざかる動きじゃ。

アユム アユム

左右の脚を閉じる動作が内転で、開く動作が外転ですね。

博士 博士

その通り。英語ではadductionが内転、abductionが外転じゃ。

アユム アユム

「ad=近づく、ab=離れる」と覚えるとよさそうです。

博士 博士

よい覚え方じゃ。屈曲と伸展はどうかな?

アユム アユム

屈曲は曲げる、伸展は伸ばすですよね。

博士 博士

うむ。股関節屈曲は大腿を前方に挙げる動作、伸展は後方に動かす動作じゃ。

アユム アユム

回旋はどうですか?

博士 博士

大腿長軸を中心に内側に回すのが内旋、外側に回すのが外旋じゃ。

アユム アユム

股関節の可動域はどれくらいですか?

博士 博士

屈曲125°、伸展15°、外転45°、内転20°が標準じゃ。

アユム アユム

内転は意外と小さいんですね。

博士 博士

そうじゃ。反対側の脚があるため大きく動かせないのじゃ。

アユム アユム

内転に関わる筋肉はどこですか?

博士 博士

内転筋群じゃ。大内転筋、長内転筋、短内転筋、恥骨筋、薄筋などじゃ。

アユム アユム

ROM訓練で用語を間違えないよう整理します。

POINT

股関節の内転は身体の正中線に近づける動き、外転は遠ざける動きです。屈曲(曲げる)、伸展(伸ばす)、内旋・外旋(長軸回りの回旋)とあわせて、関節運動の用語を正確に区別しましょう。股関節の可動域は屈曲125°、外転45°、内転20°が標準で、ROM訓練やリハビリで正しい用語理解が欠かせません。

解答・解説

正解は 3 です

問題文:股関節の運動を図に示す。内転はどれか。

解説:正解は 3 です。内転とは、身体の正中線(中心軸)に近づく動きを指します。股関節の内転では、下肢が身体の中央方向に動き、反対側の脚とクロスするような動作となります。

選択肢考察

  1. × 1.  
    選択肢1

    屈曲の図です。股関節を曲げて大腿を前方に持ち上げる動作です。

  2. × 2.  
    選択肢2

    外転の図です。下肢を身体の中心から外側に遠ざける動作で、内転の反対です。

  3. 3.  
    選択肢3

    内転の図です。下肢を身体の正中線方向に近づける動作です。

  4. × 4.  
    選択肢4

    内旋または外旋の図です。大腿の長軸を中心に内側あるいは外側に回旋する動作です。

股関節の可動域は屈曲125°、伸展15°、外転45°、内転20°、外旋45°、内旋45°が標準です。内転筋群には大内転筋、長内転筋、短内転筋、恥骨筋、薄筋が含まれ、大腿神経・閉鎖神経が支配します。関節可動域訓練ROMでは用語を正確に理解することが不可欠です。

内転は正中線に近づく動き、外転は遠ざかる動き。屈曲・伸展・回旋との区別を整理しましょう。