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空気感染を防ぐ個人防護具を整理しよう

看護師国家試験 第110回 午後 第21問 / 必修問題 / 患者の安全・安楽を守る看護技術

国試問題にチャレンジ

110回 午後 第21問

空気感染を予防するための医療者の個人防護具で適切なのはどれか。

  1. 1.手袋
  2. 2.N95マスク
  3. 3.シューズカバー
  4. 4.フェイスシールド

対話形式の解説

博士 博士

今日は感染経路別の防護具の話じゃ。空気感染と聞いて何を思い浮かべるかのう?

サクラ サクラ

結核や麻疹、水痘などですよね。

博士 博士

そのとおり。飛沫核という5μm未満の小さな粒子が長時間空中を漂うのが特徴じゃ。

サクラ サクラ

ということは普通のマスクでは防げないのですか?

博士 博士

サージカルマスクでは素通りしてしまう粒子もあるのじゃ。そこで登場するのがN95マスクじゃな。

サクラ サクラ

N95は0.3μmの粒子を95%以上カットできると習いました。

博士 博士

うむ。しっかりフィットテストをして密着させることが大事じゃぞ。

サクラ サクラ

手袋やシューズカバーでは防げませんよね?

博士 博士

気道からの侵入が空気感染なのに、足元を覆っても意味がないのう。

サクラ サクラ

フェイスシールドはどうでしょう?

博士 博士

あれは飛沫やしぶきをブロックするもので、飛沫核の吸入までは防げないのじゃ。

サクラ サクラ

じゃあ答えはN95マスクですね。

博士 博士

正解じゃ!正答は選択肢2じゃな。

POINT

空気感染は飛沫核による感染のため、微粒子を捕集できるN95マスクが必須です。結核・麻疹・水痘を見たら必ずN95を思い出しましょう。手袋は接触、フェイスシールドは飛沫予防と、経路ごとに防護具を整理しておくことが国試対策の近道です。

解答・解説

正解は 2 です

問題文:空気感染を予防するための医療者の個人防護具で適切なのはどれか。

解説:正解は2です。空気感染は直径5μm未満の飛沫核が長時間空中を漂い、それを吸入することで感染します。粒子が非常に小さいため、通常のサージカルマスクでは防ぎきれず、微粒子を95%以上捕集できるN95マスクの着用が必須となります。結核・麻疹・水痘がその代表例です。

選択肢考察

  1. × 1.  手袋

    手袋は主に接触感染予防や血液・体液曝露を防ぐための防護具であり、気道から侵入する空気感染を遮断する効果はありません。

  2. 2.  N95マスク

    N95マスクは0.3μmの微粒子を95%以上捕集でき、飛沫核の吸入を防止できます。結核病棟や麻疹患者対応など空気感染予防策で標準的に用いられます。

  3. × 3.  シューズカバー

    シューズカバーは床面の汚染物から靴を守る目的で使用されるもので、空気中を浮遊する病原体の吸入を防ぐ役割はありません。

  4. × 4.  フェイスシールド

    フェイスシールドは大きな飛沫や体液の顔面飛散を遮るための器具で、飛沫核のような微小粒子の吸入までは防げません。

感染経路別予防策では、空気感染=N95、飛沫感染=サージカルマスク、接触感染=手袋・ガウンが基本です。N95は正しくフィットテストを行い、隙間なく密着させないと効果が下がる点も押さえましょう。

感染経路別予防策のうち、空気感染に必要な個人防護具を問う必修問題です。N95マスクと飛沫核の関係を理解しているかがポイントです。