ATLはHTLV-1が原因のウイルス性白血病
看護師国家試験 第103回 午後 第15問 / 必修問題
国試問題にチャレンジ
ウイルスが原因で発症するのはどれか。
- 1.血友病(hemophilia)
- 2.鉄欠乏性貧血(iron-deficiency anemia)
- 3.再生不良性貧血(aplastic anemia)
- 4.成人T細胞白血病〈ATL〉(adultT-celll eukemia)
対話形式の解説
博士
サクラ
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サクラ
博士
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博士
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サクラ
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サクラ
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サクラ
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サクラPOINT
ウイルスが直接原因となる疾患を血液疾患の中から識別できるかを問う問題です。
解答・解説
正解は4です
問題文:ウイルスが原因で発症するのはどれか。
解説:正解は 4 です。成人T細胞白血病〈ATL〉はヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)の感染によって発症する血液悪性腫瘍です。感染経路は母乳を介した母子感染が主体で、ほかに性交渉や輸血があります。日本では九州・沖縄地方に多くキャリアが分布し、感染から発症までの潜伏期は数十年と長いことが特徴です。
選択肢考察
- ×1. 血友病(hemophilia)
X連鎖劣性遺伝による先天性凝固因子欠乏症で、血友病Aは第VIII因子、血友病Bは第IX因子の欠乏が原因です。ウイルス感染症ではありません。
- ×2. 鉄欠乏性貧血(iron-deficiency anemia)
鉄分の摂取不足や慢性出血(月経過多・消化管出血など)でヘモグロビン合成が低下する貧血で、ウイルスとは無関係です。
- ×3. 再生不良性貧血(aplastic anemia)
骨髄の造血幹細胞が減少し汎血球減少をきたす疾患で、特発性が多く薬剤・放射線・自己免疫機序が関与します。ウイルス性肝炎後の発症報告はありますがウイルスが直接原因とはいえません。
- ○4. 成人T細胞白血病〈ATL〉(adultT-celll eukemia)
HTLV-1ウイルスがCD4陽性T細胞に感染し腫瘍化することで発症します。母子感染(母乳)が主経路で九州・沖縄に多く、潜伏期間は数十年と非常に長いのが特徴です。
ウイルスが関与する悪性腫瘍にはATL(HTLV-1)以外にも、子宮頸癌(HPV)、肝細胞癌(HBV・HCV)、上咽頭癌・バーキットリンパ腫(EBV)、カポジ肉腫(HHV-8)などがあります。HTLV-1キャリアの母親は児への母乳感染を防ぐため断乳・人工乳・凍結母乳などの対策が推奨されます。
ウイルスが直接原因となる疾患を血液疾患の中から識別できるかを問う問題です。
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