StudyNurse

日本の成人を取り巻く社会変化を学ぼう

看護師国家試験 第104午前46

国試問題にチャレンジ

104午前46

日本の最近10年の成人を取り巻く社会状況で正しいのはどれか。

  1. 1.生産年齢人口の占める割合の増加
  2. 2.単独世帯の占める割合の増加
  3. 3.非正規雇用者の比率の低下
  4. 4.平均初婚年齢の低下

対話形式の解説

博士博士
今日は社会状況の統計について整理するぞい。生産年齢人口の動向はどうじゃ
サクラサクラ
15〜64歳の人口割合ですよね。少子高齢化で減少していると聞きました
博士博士
その通り、1995年をピークに減り続けておる
サクラサクラ
逆に増えているものは何でしょうか
博士博士
高齢者人口、単独世帯、非正規雇用者割合、平均初婚年齢などじゃ
サクラサクラ
単独世帯が増えているのは独居高齢者の影響ですか
博士博士
それも大きいが、若年層の未婚化や晩婚化も寄与しておるぞい
サクラサクラ
非正規雇用者の割合は今どのくらいですか
博士博士
雇用者の3〜4割程度まで上昇してきており、雇用形態の多様化が進んでおる
サクラサクラ
初婚年齢が上がる影響は何でしょうか
博士博士
出生数の減少や周産期年齢の上昇による合併症リスクなどに関係するぞい
サクラサクラ
看護にはどう関係してきますか
博士博士
独居高齢者の介護や看取り、若年成人の孤立予防、地域包括ケアの推進などじゃ
サクラサクラ
統計はどこで確認すればよいですか
博士博士
厚生労働省や総務省統計局のサイトが基本じゃ。国民生活基礎調査や国勢調査もよく出題されるぞい
サクラサクラ
一度に全部覚えるのは大変ですね
博士博士
増減の方向性をまず押さえ、最新値はそのつど更新するのが効率的じゃ
サクラサクラ
看護師として社会の変化を理解する必要性を感じます
博士博士
その視点こそが患者ケアに直結するのじゃ

POINT

現代日本の人口・世帯・雇用構造の変化を理解しているかを問う問題で、看護の社会的背景を把握することが重要です。

解答・解説

正解は2です

問題文:日本の最近10年の成人を取り巻く社会状況で正しいのはどれか。

解説:正解は2の単独世帯の占める割合の増加です。少子高齢化や晩婚化、未婚率上昇、高齢者の独居増加を背景に、単独世帯(一人暮らし)の割合は一貫して増加傾向にあります。

選択肢考察

  1. ×1.  生産年齢人口の占める割合の増加

    生産年齢人口(15〜64歳)の割合は1995年をピークに減少を続けており、近年も低下傾向です。少子高齢化により今後も減少が予測されています。

  2. 2.  単独世帯の占める割合の増加

    国勢調査などで単独世帯の割合は継続的に上昇しています。未婚率上昇、晩婚化、高齢者の独居増加が主な要因で、家族形態の大きな変化を示しています。

  3. ×3.  非正規雇用者の比率の低下

    非正規雇用者の割合は1990年代以降緩やかに上昇し続けており、雇用者全体の3〜4割程度を占めるようになっています。低下しているわけではありません。

  4. ×4.  平均初婚年齢の低下

    平均初婚年齢は男女ともに上昇を続けており、晩婚化が進んでいます。低下は誤りです。

単独世帯の増加は、独居高齢者の介護や看取り、若年成人の社会的孤立、健康管理上の課題(食生活の偏り、メンタルヘルス)など多くの看護課題と関連します。地域包括ケアシステムや訪問看護の重要性が高まる背景にもなっています。社会状況の統計は厚生労働省や総務省統計局のデータで定期確認しておくとよいでしょう。

現代日本の人口・世帯・雇用構造の変化を理解しているかを問う問題で、看護の社会的背景を把握することが重要です。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。