バレー徴候の見方ー錐体路障害を見逃さない診察技術
看護師国家試験 第106回 午前 第39問
国試問題にチャレンジ
Barré〈バレー〉徴候の査定の開始時と判定時の写真を別に示す。左上肢のBarré〈バレー〉徴候陽性を示すのはどれか。

- 1.

- 2.

- 3.

- 4.

対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
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博士
サクラPOINT
バレー徴候の手技と陽性所見(麻痺側上肢の回内+下降)を理解しているかを問う神経診察の基本問題。画像を使って実際の臨床像と結びつけて学ぶ必要がある。
解答・解説
正解は4です
問題文:Barré〈バレー〉徴候の査定の開始時と判定時の写真を別に示す。左上肢のBarré〈バレー〉徴候陽性を示すのはどれか。
解説:正解は 4 です。Barré(バレー)徴候は、錐体路障害による軽度の運動麻痺を検出するための古典的神経学的徴候です。両上肢を肩の高さで前方挙上し、手掌を上向き・肘を伸展した状態で閉眼して保持させると、麻痺側の上肢だけが徐々に回内しながら下降します。正解の画像は左上肢が回内・下降している状態を示すもので、これが「左上肢のバレー徴候陽性」です。
選択肢考察
- ×1.
画像からは右上肢が挙上し、左上肢に特徴的な回内下降が見られない配置と判断できる。バレー徴候陽性の所見とは一致しない。
- ×2.
左上肢が下がっていても、回内(手掌が下を向く)が伴っていなければバレー徴候とはいえない。単なる筋力低下や肩関節の問題の可能性。
- ×3.
両上肢が下降している状態はバレー徴候陽性の典型像ではない。片側性の回内・下降が要件。
- ○4.
左上肢が回内しながら下降している典型的なバレー徴候陽性所見。錐体路障害による軽度の片麻痺を示唆する。
バレー徴候は軽度の錐体路徴候を拾う感度の高い診察手技で、脳卒中(特に軽度の脳梗塞)、脳腫瘍、脊髄病変などを疑う場面で用いられる。手順:①両上肢を肩の高さに前方挙上、②手掌を上向きに(回外位)、③肘を伸展、④目を閉じさせ10〜30秒保持。陽性所見は「麻痺側上肢の回内+下降」。下肢のバレー徴候は腹臥位で両膝を90°屈曲させ、麻痺側の下肢が下降することで判定する(Mingazzini徴候との関連あり)。他の錐体路徴候としてBabinski反射、Chaddock反射、Hoffmann反射、下顎反射亢進などがある。脳卒中の超急性期対応のFASTサイン(Face・Arms・Speech・Time)にもArmsの評価として近い概念が含まれる。
バレー徴候の手技と陽性所見(麻痺側上肢の回内+下降)を理解しているかを問う神経診察の基本問題。画像を使って実際の臨床像と結びつけて学ぶ必要がある。
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