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平均寿命の正体!『0歳の平均余命』ってどういう意味?

看護師国家試験 第107午前1 / 必修問題

国試問題にチャレンジ

107午前1

平均寿命で正しいのはどれか。

  1. 1.0歳の平均余命である。
  2. 2.20歳の平均余命である。
  3. 3.60歳の平均余命である。
  4. 4.死亡者の平均年齢である。

対話形式の解説

博士博士
今日は平均寿命について学ぶぞ。看護師国試で必ず問われる基本じゃ。
サクラサクラ
平均寿命って、よくニュースで『男性81歳、女性87歳』とか聞きますよね。あれって死んだ人の年齢の平均ですか?
博士博士
そこが勘違いポイントなのじゃ!平均寿命は死亡者の平均年齢ではない。正確には『0歳の平均余命』と定義されておる。
サクラサクラ
え、0歳の平均余命?なんだかピンとこないです…。
博士博士
平均余命というのは、『その年齢の人があと何年生きられるか』という期待値のことじゃ。0歳児が平均してあと何年生きられるか、それが平均寿命なのじゃよ。
サクラサクラ
なるほど!だから生まれた赤ちゃんが何歳まで生きるかの目安になるんですね。
博士博士
そうじゃ。厚生労働省が作成する『生命表』という統計表から算出される。毎年『簡易生命表』、5年ごとに『完全生命表』が公表されるぞ。
サクラサクラ
じゃあ選択肢の2『20歳の平均余命』や3『60歳の平均余命』は?
博士博士
それらも平均余命の一つじゃが、平均寿命とは別物じゃ。『20歳の平均余命』『65歳の平均余命』などは、高齢者施策を考える上でも重要な指標として使われる。
サクラサクラ
選択肢4の『死亡者の平均年齢』は違うんですか?
博士博士
これが最大の引っかけじゃ!死亡者の平均年齢は単純に死亡した人の年齢を平均しただけで、現在生きている人がこれからどう生きるかの予測にはならん。生命表による平均余命とは統計的に全く別ものなのじゃ。
サクラサクラ
わかりました!平均寿命は『これから生まれる子が平均何年生きるか』の予測値なんですね。
博士博士
その通り。ついでに『健康寿命』も覚えておくとよい。WHOが2000年に提唱した概念で、『日常生活に制限のない期間の平均』を意味する。平均寿命と健康寿命の差が、介護・医療が必要な期間ということじゃ。
サクラサクラ
平均寿命と健康寿命のギャップを縮めることが、これからの看護の課題なんですね。

POINT

看護師必修問題として、『平均寿命=0歳児の平均余命』という統計学的定義を正しく理解しているかを問う。

解答・解説

正解は1です

問題文:平均寿命で正しいのはどれか。

解説:正解は 1 です。平均寿命とは、その年の0歳児(生まれたばかりの子ども)が、平均してあと何年生きられるかという期待値を示す統計指標であり、正確には『0歳の平均余命』と定義される。平均余命とは、ある年齢の人が、その後平均して何年生存できるかを、生命表(国の死亡統計に基づく数理モデル)から算出した値である。平均寿命は国民全体の健康水準・保健医療水準を示す重要な指標として用いられ、WHOや国連でも国際比較に活用される。日本は男女とも世界有数の長寿国で、厚生労働省『簡易生命表』によれば近年男性81歳台、女性87歳台で推移している。

選択肢考察

  1. 1.  0歳の平均余命である。

    平均寿命の正しい定義。生命表上、0歳児が今後生存すると期待される平均年数を指す。

  2. ×2.  20歳の平均余命である。

    20歳時点での平均余命は『20歳の平均余命』と呼ばれ、平均寿命とは別の指標である。

  3. ×3.  60歳の平均余命である。

    60歳の平均余命は高齢者の余命を評価する指標で、やはり平均寿命の定義ではない。

  4. ×4.  死亡者の平均年齢である。

    混同されやすいが誤り。死亡者の平均年齢は単純な死亡年齢の平均であり、現在の死亡状況を基に算出する平均余命とは統計学的に別物である。

関連用語として『健康寿命』がある。これはWHOが2000年に提唱した概念で、日常生活に制限のない期間の平均を示す。平均寿命と健康寿命の差が大きいほど、介護や医療を必要とする期間が長いことを意味する。また、平均余命は生命表(完全生命表・簡易生命表)から算出され、厚生労働省が毎年公表している。

看護師必修問題として、『平均寿命=0歳児の平均余命』という統計学的定義を正しく理解しているかを問う。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。