フィンクの危機モデル4段階
看護師国家試験 第107回 午後 第31問
国試問題にチャレンジ
フィンク, S.L.( Fink, S. L. )の危機モデルの過程で第3段階はどれか。
- 1.防衛的退行
- 2.衝撃
- 3.適応
- 4.承認
対話形式の解説
博士
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博士
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サクラ
博士POINT
フィンクの危機モデルは『衝撃→防衛的退行→承認→適応』の4段階。第3段階=承認は抑うつを伴う危険な時期と覚えましょう。
解答・解説
正解は4です
問題文:フィンク, S.L.( Fink, S. L. )の危機モデルの過程で第3段階はどれか。
解説:正解は 4 です。フィンクの危機モデルは危機状況から適応までの過程を『衝撃→防衛的退行→承認→適応』の4段階で示したもので、第3段階が『承認』にあたります。承認の段階では現実の厳しさを受け入れる苦しみを経験し、うつ状態や無気力を呈することもあります。
選択肢考察
- ×1. 防衛的退行
防衛的退行は第2段階で、現実から逃避し否認・抑圧・願望思考などで自我を守ろうとする時期です。表面的には落ち着いて見えることがあります。
- ×2. 衝撃
衝撃は第1段階で、強い不安・パニック・思考の混乱が短時間に起こる時期です。『頭が真っ白になる』ような急性反応が典型です。
- ×3. 適応
適応は第4段階(最終段階)で、新たな価値観と現実を統合し建設的な対処をとる時期です。承認の次に訪れます。
- ○4. 承認
承認は第3段階で、現実をやっと直視し始めるが受け入れがたい苦痛を伴う時期です。抑うつや自殺念慮が生じることもあり、最も支持的な関わりが必要となります。
他の主要な危機モデルとしてアギュララ(問題解決モデル・出来事の現実認知/社会的支持/対処機制の3要素)、キャプラン(危機介入4段階:緊張上昇→無力感→対処資源動員→破綻)、コーン(障害受容5段階:ショック→回復への期待→悲嘆→防衛→適応)などがあります。フィンクは脊髄損傷患者の研究から導かれたモデルで、看護ではとくに『承認』の時期のうつ症状と自殺リスクへの注意が重要です。
フィンクの危機モデルは『衝撃→防衛的退行→承認→適応』の4段階。第3段階=承認は抑うつを伴う危険な時期と覚えましょう。
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